音楽の面白さと魅力、トーク&コンサート 5月26日「花井悠希のミュージック・カフェ」

861

【花井さん(右)と駒田さん=四日市市海山道町】

 中学・高校時代を四日市市で過ごし、2016 年から同市観光大使を務めるヴァイオリニスト・花井悠希さんが、進行役兼出演アーティストとしてゲストとのコラボレーション演奏とトークを展開する「花井悠希のミュージック・カフェ」が、5月26日に四日市市文化会館第2ホールで開かれる。第1回のゲストは、津市出身の三味線奏者・駒田早代さん。花井さんは、「お茶を飲みに来るような、気軽な感覚で音楽を楽しみに来てほしい」と来場を呼び掛けている。

 4月下旬、四日市市海山道町の三浜文化会館リハーサル室でこの日が2回目となる稽古が行われた。「駒田さんの動画サイトで見た洋楽のカバー演奏がものすごくかっこよくて」と花井さん。三味線の技巧を活かせるのではと、今回のコラボ曲に超絶技巧の曲として知られるモンティの「チャールダーシュ」をリクエスト。駒田さんは、「今まで何曲かクラシックを演奏したこともありますが、ここまで早くて難しいのは初めて」というが、今回の稽古では達成感を抱いている。「『津軽じょんがら節』や『津軽甚句』といった本場の青森民謡曲も披露します。民謡での花井さんのヴァイオリンとのコラボにも注目してほしい」と笑顔で語った。

 花井さんは聴きどころとして、「ヴァイオリンと三味線は、ギターのようなコード楽器ではなく、旋律を奏でる楽器。どちらもメロディーを弾く中で、前に出たり引いたりといった演奏の駆け引きも楽しんでいただけると思います」と話し、「異色のコラボというだけでなく、その先まで広がる音楽の醍醐味を味わってもらえたら」と期待感を示した。曲間には、楽器に興味を持ってもらえるようなトークや、三重県出身者同士ならではの地元トークを繰り広げるそうだ。

 午後2時開演。全席自由で入場料は一般2千円、高校生以下1000円。四日市市文化会館と三浜文化会館の窓口、よんぶんネット(https://yonbun.com/ticket-purchase)で販売中。
 問い合わせは、四日市市文化会館TEL059・354・4501、公演詳細はホームページ(https://yonbun.com/news/21310.html)へ。