弁当の日上映会&安武信吾監督特別講演会 四日市で6月15日に開催 

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【子ども料理教室で料理を教える赤星さん(左)】

 小中学校で、子どもが、自分で弁当を作る取り組みを描いたドキュメンタリー映画「弁当の日」上映会が、6月15日(土)午後1時半から、あさけプラザ(四日市市下之宮町)で開かれる。同作の監督で、母親ががんの闘病生活を送りながらも娘にみそ汁の作り方を伝えるなど家族の絆を描いた随筆「はなちゃんのみそ汁」の、「はなちゃん」の父のである安武信吾さんの特別講演会も同時開催する。

 ドキュメンタリー映画「夢みる小学校」を、三重県で初上映した「夢みる小学校上映する会@三重」(安藤彩代表)が企画。小学生以上を対象に「子どもお味噌汁教室」も開く。同会のメンバーで栄養士の赤星純子さんは、がんを抱えながらも出産した「はなちゃん」の母・安武千恵さんのブログ「早寝早起き玄米生活」を愛読していた。娘のはなちゃんが自分がいなくなっても、豊かに暮らしていけるようにと、千恵さんが味噌汁の作り方を教えていることを知り、栄養士としても、母としても、その意義に感銘を受けた。

 赤星さんは、「食育に関する講演をしてほしい」と依頼を受けた。千恵さんが亡くなった後、ブログを引き継いだ夫の安武さんが食に関する投稿を続けていたため、千恵さんの思いを引き継いでいると感じ、食育に関するメッセージを送った。安武さんから「『弁当の日』って知っていますか。食育の講演の参考になります」と返事があった。

 赤星さんは「弁当の日」の取り組みを知り、「食事は生きるための栄養摂取だけではない。料理は食べる人を思いながら作るもの。その経験に触れることが、心を豊かに暮らせる近道である」というメッセージを受け取った。赤星さんの子育ての時期は過ぎつつあるが、今子育てをしている人に映画を観てほしいと、安藤さんらメンバーに持ち掛け、上映会と講演会を企画した。赤星さんは「食べることは命の根源で、食べることを大切にできる人は、自分を大切にできる人で、周りの人を大切にすることにつながる」と思いを語った。

 前売り券は大人1000円(当日券1500円)、高校生以下無料。安武信吾監督特別講演会 1500円、高校生以下無料。子どもお味噌汁教室(小学生以上)無料。問い合わせは安藤さんTEL080・4308・5570まで。チケット購入は「Peatix」まで(https://bentonohi-joueikai.peatix.com/?utm_medium=web&utm_source=results&utm_medium=%E5%BC%81%E5%BD%93%E3%81%AE%E6%97%A5%3A34.9701%2C136.6171%3A%)まで。

【料理をする安藤さんの長女】