人気イラストレーターでVTuberの「しぐれうい」さんの地元・三重県を巡るデジタルスタンプラリー「ういさんぽin三重」が、9月30日まで開催されている。ラリーポイントは御在所ロープウエイ(菰野町)や近鉄四日市駅(四日市市)、JR四日市駅(同)など計9か所で、オリジナルグッズ販売もある。スタンプラリーをきっかけに御在所などに多くのファンが訪れ、にぎわいを見せている。

しぐれういさんの活動
 フリーのイラストレーターで、ライトノベルの挿絵、ゲーム、TCGのイラスト、VTuberのキャラクターデザインなど幅広く担当している。2019年には自身のYouTubeチャンネルを開設し、VTuberとしても活動をおこなう。CDアルバム「まだ雨はやまない」「fiction」のリリースや、リアルイベント「うい・おん・すてーじ -雨上がりの文化祭-」、ライブ「SHIGURE UI 5th Anniversary Live “masterpiece”」、個展「雨を手繰る」の開催など多方面で活躍中だ。

スタンプラリーの楽しみ方
 デジタルスタンプラリーは、スマートフォン用のアプリ「furari」を使用。ラリーポイントでアプリを起動し、「ういさんぽin三重」を選択する。スタンプカードを開いて現在地を選ぶと、その場所のポイントが取得でき、オリジナルフォトフレームが表示される。ラリーポイントを4か所達成すると、オリジナル壁紙ももらえる。ラリーポイントは近鉄湯の山温泉駅(菰野町)、近鉄四日市駅(四日市市)、JR四日市駅(四日市市)、ナガシマスパーランド(桑名市)、近鉄名古屋駅(名古屋市)などにもある。

ファンの声と地域の反応
 スタンプラリーのポイントの1つ、御在所ロープウエイの湯の山温泉駅を訪れていたファン歴3年という22歳の奈良県の男性は「このイベントがなければロープウエイに乗ることはなかったかも」と語った。ぬいぐるみと一緒に写真を撮るため、晴天のこの日を選んで訪問したという。

兵庫県から御在所を訪れた24歳の男性(Xアカウント名「あったK太」@Keyboy_0530)は、三連休の中日の14日に新幹線でJR名古屋駅に着き、一日でラリーポイントをコンプリート。この日はVtuber好きの名古屋の友人と一緒で、ロープウエイで山頂に向かうところだという。しぐれういさんの魅力について「元々イラストレーターでクリエイター側なので、距離が近く、ファンに寄り添ってくれる」と話した。

御在所ロープウエイによると、スタンプラリーが始まってから20代から30代の男性グループの利用が増えたという。普段は訪れない客層が足を運ぶきっかけになっているそうで、担当者は「平日でも、100人くらいはういさんぽのお客さんらしい人が訪れている。Xなどに投稿してもらって観光客が増え、本当にありがたい」と語った。
グッズ販売と新幹線連携企画
 ラリーポイントの湯の山グリーンホテル(菰野町)とナガシマファーム(桑名市)ではオリジナルグッズの販売に加え、等身大パネルも設置されており、訪れたファンを温かく迎えている。また、このイベントはJR東海「推し旅」とも連動しており、東海道新幹線でしか聴くことができない特別な「しぐれういトーク」を期間限定で配信している。イベントの詳細は公式サイト(https://www.edith.co.jp/lp/uisampo_mie/)まで。








