おしごと体験に「タピオカ屋さん」新登場! 11/1・2は「こども四日市2025」へ行こう

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昨年の「こども四日市」でにぎわう諏訪公園の様子。多くの子どもたちが仕事出店したり体験に参加したりしている。
【昨年の「こども四日市2024」にぎわいの様子=四日市市諏訪栄町】

 小学生がさまざまな仕事や社会生活を体験するイベント「こども四日市2025」が、11月1日(土)・2日(日)の2日間、三重県四日市市諏訪栄町の諏訪公園(雨天の場合は周辺商店街アーケード)で開かれる。


はたらく・かせぐ・あそぶ!子どものまちへようこそ

 2004年に始まった同イベントは、子どもたちが自分たちの手で「まち」をつくり運営する体験型イベント。「市民センター」で市民証を手にした子どもたちは、自ら店を構えて「しょうばい」をしたり、「ハローワーク」で仕事を探したり、「銀行」や「おそうじセンター」などさまざまな「おしごと」に従事したりする。

 ほかにも「とみくじ(宝くじ)」「まんが家」「えんげき部」など多彩な職業が並び、働いて稼いだ専用通貨「ヨー」で買い物や遊びを楽しめる。


新おしごと「タピオカ屋さん」誕生!

 今年、新企画として登場するのが「タピオカ屋さん」。発案者は、こども四日市市長を務める水谷実空さん(富洲原中2年)だ。

 実現に向けて、小学5年から中高生、OBらで構成する実行委員会「GOLD市民会議」では、開催を前に「どんな飲み物にタピオカが合うか」をテーマにユニークな実験を実施した。

こども四日市市長の水谷実空さんを中心に、子どもたちがタピオカドリンクの開発に取り組んでいる様子。
「こども四日市市長」水谷実空さん(左)を中心にタピオカドリンク開発を進める子どもたち=プロジェクトリーダー小林渚さん提供

 乳酸飲料やフルーツティー、炭酸飲料、トマトジュース、お茶などを試飲しながら、「ヨーグルト系が合う!」「りんごジュースも美味しい」「お茶はお茶漬けみたい」といった率直な感想を交わした。

 中には「タピオカの色や見た目にもこだわりたい」「ラテ風にしたらおいしそう」といった意見も飛び出し、夢中で商品開発に取り組んだ。

タピオカドリンクの味を試しながら意見を出し合う子どもたち。新おしごと「タピオカ屋さん」の開発風景。
タピオカドリンクの味を試しながら意見を出し合う子どもたち=同

 この実験をもとに、当日は数種類のタピオカドリンクを販売予定。子どもたちが考え、味を確かめ、形にした新しい「おしごと」に、当日参加の小学生の皆さんも関わってみては?

21年の歩みを映画に――諏訪公園でカメラが回る!

 今年の開催期間中には、「こども四日市ドキュメンタリー映画」の撮影も行われる。

 これは、初開催から20年以上続く「こども四日市」の活動を記録し、四日市市の中央通り再編事業による諏訪公園の改装を前に、その姿を残そうという子どもたち自身の発案によるプロジェクトだ。

こども四日市ドキュメンタリー映画の撮影風景。
「こども四日市ドキュメンタリー映画」撮影の様子=小林さん提供

 この企画を進めるのも、もちろん「GOLD市民会議」。2004年の立ち上げ期を知るOBから現役小中高生までが集まり、子どもたちのまちづくりの軌跡を次世代へつなぐことを目指している。完成は2026年夏ごろの予定だ。

 イベントに参加することで、記憶と記録に残る体験ができそうだ。

◆イベント情報

こども四日市2025
日時:2025年11月1日(土)〜2日(日) 各日午前10時〜午後4時
対象:小学生(幼児は体験コーナーあり・受付要)
参加費:1日につき500円
会場:四日市市諏訪公園
主催:こども四日市プロジェクト
内容:各種おしごと体験、飲食・販売ブース、ドキュメンタリー映画撮影ほか
公式サイト:https://nagisa8.wixsite.com/codomo4/home

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