中国・天津市との友好都市提携45周年を記念する三重県四日市市の公式訪中団が10月27日から31日までの日程で天津市を訪れ、記念宣言書を交わすなど両市の交流を深めた。四日市商工会議所などの経済訪問団も並行して天津市に入っており、行政だけでなく、経済分野での意見交換などもした。
四日市市によると、公式訪中団は、日本の市議会に相当し、700人で構成されるという人民代表大会内の常務委員(71人)を代表する喩雲林主任と会談し、今後の友好関係をさらに深め、新たな交流分野も開拓することで合意した。
次代を担う青少年の相互理解と友好を深め、経済貿易、文化、スポーツ、教育、観光、医療、健康福祉などの分野での交流と協力を推進し、民間友好交流の礎を築くことなどを内容とする友好都市提携45周年記念宣言書を、天津市の張玲副市長と四日市市の森智広市長が署名して交わした。

このほか、訪中団は天津市人民政府、天津市人民代表大会、天津市工商業連合会などと交流し、今後の友好交流の促進などを確認した。中国とシンガポールが共同で推進する環境先進都市開発プロジェクトについて説明を受け、意見交換をした。環境共生と省資源、資源循環をコンセプトにした中国最大級の取り組みだという。天津新港、濱海新区文化センターや中新エコシティ内に立地する図書館や自動運転バスの運行なども視察したという。








