「美し国三重市町対抗駅伝」が2月15日に開かれ、現役引退を表明した、東京2020五輪マラソン男子代表の中村匠吾選手(33・富士通)が、四日市市チームのアンカーを務め、総合優勝を果たした。
四日市市チームは、これまで3度の総合優勝をしている。第5回大会は当時駒澤大学1年だった中村選手も出場し、優勝に貢献した。
今年の四日市チームは、全国中学体育大会で全国優勝した是枝愛香さん(内部中学校)が8区に出場。2人は内部陸上少年団出身で、四日市市チームのコーチは、同少年団の水谷渉コーチが務めている。前日の四日市市チームの練習には中村選手も参加。選手らと交流した。
水谷コーチはこれまで毎年中村選手に出場を打診してきたが、スケジュールの都合で出場できなかった。昨年8月にオファーし、「引退が決まり今年は出場します」と聞いて喜んだという。

水谷コーチは「匠吾が出てくれたおかげで、他の選手のモチベーションがあがった。8区の愛香で2位になり、9区の(西村)あい子で1位になりいい流れで、たすきを匠吾に渡してくれた。内部地区3人でいい流れをつないでくれてうれしい」と話した。
1位でたすきを受けた中村選手は安定した走りで、首位をキープ。競技場に姿を現したときは会場から歓声があがった。四日市市のチームメイトから応援の声が上がる中、笑顔でゴールテープを切った。
中村選手は「出場するからには優勝と思っていたのでうれしい。10区より前の選手が頑張って、つないでくれた」と語った。YOUの読者には「これまで応援していただきありがとうございます。今後は指導者として頑張るので応援してください」と語った。

中村選手をゴールで出迎えた四日市市チームの坂本温監督は「めちゃくちゃうれしい。前半はほかのチームに離されて想定外だったが、全員が諦めず頑張ってくれた。中村選手が笑顔でゴールテープを切って本当によかった」と語った。

14の市と15の町が出場し、津市の三重県庁前から伊勢市の三重交通Gスポーツの杜までの10区間で42・195kmで競った。









