二つの新しい取り組みに学ぶ、東洋軒とヨンビア、YBSのビジネス交流

【新しいクラフトビールとクラフトソーセージの出会いを楽しむ参加者=四日市市西新地】

 「人と人をつなぐビジネスコミュニティ」を基本的な考え方にして活動しているYBS(四日市ビジネスステーション)の第26回交流会が6月12日夜、三重県四日市市のプラトンホテルで開かれた。今回は、老舗洋食店の東洋軒(津市)と、四日市独自のクラフトビールづくりをめざしているヨンビアが新事業について紹介、参加者は味の交流も楽しんだ。

 今回は、手仕事、職人の創意工夫などの意味をもつ「クラフト」によるコラボレーションに焦点を当てた内容で、約20人が参加した。最初に、東洋軒の新商品クラフトソーセージについて、株式会社東洋軒の専務取締役猪俣嘉三さんらが説明した。

 東洋軒は明治22(1889)年からの歴史がある本格的な西洋料理店で、百五銀行相談役で「東の魯山人、西の半泥子」と称された同行相談役川喜田半泥子氏の勧めで、三重県での開業が実現した。今回の新事業は、県産の鮮度の高い豚肉を使い、添加物などを最小限に抑えた、子どもも安心して食べられるクラフトソーセージなどの販売で、交流会ではソーセージをその場で焼いて参加者に味わってもらった。

その場で焼いた香りも評判だったクラフトソーセージ

 ヨンビアは、プラトンホテルに独自の製造施設を設けて、四日市独自の味を売り出そうとしているクラフトビール。こちらは株式会社サノプランニングのヨンビア醸造長林勝豊さんが説明した。林さんはホテルマンとして40年の経験があり、お客様から「四日市ならではの土産は?」と聞かれたことが多かった経験から、クラフトビールづくりに興味を持ち、プロジェクトに参加したという。

 岐阜県瑞浪市の釜戸町にあるカマドブリュワリーで製造技術を学び、現在は、カマドブリュワリーとのコラボによるクラフトビール「ヨンカマ」をプラトンホテルの屋上ビアガーデンで提供している。会場では3種類のヨンカマを試飲してもらい、東洋軒のソーセージと合わせた味わいも楽しんでもらった。

 YBS(四日市ビジネスステーション)は、2022年4月に設立し、地域の事業者、起業家、経営者らが交流して、新しい事業連携や学びの機会をつくる場として続いている。体験とストーリーを通し、人と地域をつなぎ、四日市から新しいビジネスの可能性を広げることを目指しているという。

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