2027年2月に投開票が予定されている三重県菰野町の町長選挙について、東海学園大学客員教授の横山陽二さん(58)が11月5日記者会見し、無所属で立候補する意思を表明した。現職の諸岡高幸町長が9月の町議会で次の町長選に出馬しないことを表明したあと、町長選への立候補の意思を正式に明らかにしたのはこれで3人目となる。
横山さんは午後、自らのシンボルになっているというマフラーをして、四日市市の市政記者クラブで会見した。最大の課題になっている人口減少に負けず、育ち続ける菰野町にすることを掲げ、坂本龍馬が新国家体制の基本方針を船の上で考えたとされる「船中八策」にかけた「菰野八策」を発表。筆頭に「子育て・教育」を前に進めることを挙げ、そのために健康・福祉、産業・地域経済力、安全・安心、環境、文化、移住、観光の政策を前に進めていく決意を語った。
横山さんは460余年前に菰野に移住した士族の14代目という。本籍は菰野町だが最近までは名古屋で暮らし、町長をめざす意思を固めた今年10月初めに、居を菰野町に移したという。早稲田大学政治経済学部を卒業、電通に入社し、広報、マーケティングの仕事をし、生物多様性を議論した会議COP10にもかかわった。電通退社後は名古屋外国語大学准教授、東海学園大学客員教授として学生を育て、マーケティングなどで企業の顧問なども務めている。
諸岡町長からは立候補の意思の打診を受けたこともあったというが、昨年、横山さんが心筋梗塞を患い、治療をしたため、今年9月の医師の診断で「大丈夫」と言われたことを受けて立候補を正式に決断したという。経済的に苦しかった米沢藩(現在の山形県)を産業育成で立て直した上杉鷹山の「富国安民」に学ぶ「富町安民」を目指すといい、「企業のブランド戦略に関わった経験を菰野町で活かしたい。町には誇れるものがたくさんあり、世界に注目される町にしていきたい」などと話した。
菰野町長選挙は2027年2月2日告示、同7日投開票される。今年12月24日に立候補予定者説明会が町役場で開かれる。
















