県内18人感染 伊賀市の事業所クラスター拡大、中学生も

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 三重県は11月20日、伊賀、桑名、津、菰野の4市町で計17人(京都府在住者1人含む)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内10事例目のクラスター(感染者集団)となった伊賀市内の運送会社では新たに従業員ら4人の感染が確認された。県内の感染者数は、同日の四日市市発表分(1人)を含め18人、延べ684人となった。

 県によると、クラスターが発生した運送会社では、16日に1人、18日に4人の陽性が判明。その後の接触者調査で、運転手や事務員、役員ら計49人にPCR検査を実施したところ、新たに市内在住の50代男性2人と60代男性、京都府在住の60代男性の計4人が陽性、残る40人は陰性が確認された。県では引き続き接触者調査を進めている。

 伊賀市教育委員会によると、陽性が判明した女子中学生は、18日に陽性がわかった薬局事務員の50代女性の同居家族。女子生徒が在籍する市内の公立中学校は20日を臨時休業とし、学校施設の消毒作業を実施した。これまでに学校関係者169人がPCR検査を受けたという。

 伊賀市ではこの他、60代男性(個人事業主)、70代女性(無職)、40代女性(会社員)、60代男性(無職)と同居の70代女性(パート従業員)の陽性が確認された。他に桑名市では20代男性(パート従業員)、同女性(無職)、50代男性(会社役員)、同女性(無職)の4人、津市では60代男性(県外勤務の会社員)、同女性(無職)の2人、菰野町で40代女性(会社員)1人が陽性と確認された。

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