昭和レトロ自販機「ほづみバーガー」“2号店”が四日市市街地のホテルに登場

アポアホテルの自販機でハンバーガーを買う女性
【アポアホテル四日市に設置された自販機のハンバーガーを買う女性】

 昭和世代には懐かしく、令和の若い人には「エモい」と、SNSで話題になるハンバーガー自販機「ほづみバーガー」が四日市市北野町に登場してから5年。今年4月、同市鵜の森のビジネスホテル「アポアホテル」に“2号店”となる自販機が誕生した。モータースポーツのPRスポットとしても親しまれてきた人気スポットが、市街地にも進出した。

アクセスが大幅改善し、ホテルならではの設備も充実

 “1号店”は田園地帯にあり、公共交通機関でのアクセスが難しかった。“2号店”は近鉄四日市駅から徒歩12分と利便性が高く、無料駐車場も利用できるため、自販機を目当てに訪れる人にとっても使いやすい立地となった。

自販機が設置されたアポアホテルのエントランス
自販機が設置されたアポアホテルのエントランス

 ホテルの出入り口近くには電子レンジが備え付けられ、冷蔵販売されているハンバーガーをその場で温められる。宿泊者以外も利用可能で、ラウンジにはテーブルと椅子が置かれているため、購入後にゆっくり味わうことができる。ホテル宿泊者からは、夜食や朝食としての利用も増えているという。

ハンバーガーを温めるために設置された電子レンジ
ハンバーガーを温めるために設置された電子レンジ
ラウンジに並ぶ椅子4脚とテーブル
ラウンジで座ってハンバーガーが食べられる

 自販機では定番のハンバーガーをはじめ、ねぎ塩バーガーなどを販売。価格は400円からで、こぶりだが肉厚なハンバーグが特徴だ。

ねぎ塩バーガーの断面
肉厚なハンバーグが魅力

昭和レトロブームで再注目

 ほづみバーガーがブームになったのは2021年、コロナ禍で人との接触を避けることが求められた時期だった。昭和の各地のドライブインにはハンバーガー、うどん、トーストなどの自販機が設置されていたが、昭和レトロが再評価される流れの中で人気が再燃。オーナーがSNSで情報発信し、インフルエンサーによって拡散されるとテレビ取材も入り、渋滞が起こるほどのにぎわいとなったという。

夫婦で支える運営

 「ほづみ」という名前は、オーナー夫妻の妻の誕生日(8月1日)が旧暦で「ほづみ」と呼ばれることに由来する。夫婦ともに本業があるため、毎朝、先に家を出る方が自販機の在庫を確認し、連絡を受けた側が補充に向かう。多い日は一日に数回補充することもあり、夫婦の連携で運営が成り立っている。

モータースポーツの発信拠点にも

 オーナーの男性はかつてバイクレースに出場し、プロを目指した経験がある。長男はカートレースに出場しており、その縁からモータースポーツ仲間が“1号店”に集まり、ツーリングやバイクミーティングを開くようになった。

1号店の自販機の前に並ぶバイク2台
1号店にはバイク好きが集まる(ほづみバーガー提供)

 アマチュアレーシングチームのスポンサー活動も行い、ほづみバーガーのステッカーを貼ったバイクがサーキットを疾走することもある。鈴鹿サーキットでF1や8耐が開催される際には県外から多くの人が三重県を訪れており、オーナーは「自販機を通して、三重はモータースポーツのまちだとアピールしていきたい」と話す。

 昭和レトロの魅力と、夫婦で支える運営、そしてモータースポーツ文化が交差する「ほづみバーガー」。市街地に誕生した“2号店”は、アクセス性の向上により、さらに多くの人が気軽に楽しめるスポットとなりそうだ。

 商品の入れ替えなどの最新情報は、インスタグラムの公式アカウントhttps://www.instagram.com/81burgerjihanki/#で発信している。

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