三重県四日市市の「アクアイグニス別邸 湯の山 素粋居(そすいきょ)」に家具の品質でつくった吉野ヒノキのサウナが設置され、7月2日、プレス向けの内覧会があった。全室離れの客室のうち2棟に設け、客室専用のサウナとして利用できる。木の香りに、四日市の水沢茶を使った「ロウリュウ」も楽しめる特別な時間を提供するという。
世界品質の家具を製作する株式会社マル二木工(広島市、山中洋代表取締役社長)と、サウナ開発・運営を手がけるLibertyship(リバティシップ、宮崎市、揚松晴也代表取締役、サウナブランド「ONE SAUNA」運営)が共同開発したサウナ「kupu sauna)」を「湯の山 素粋居」を運営する株式会社アクアイグニス(東京、立花哲也代表取締役)が採用した。
「kupu」はフィンランド語で「ドーム型」を表し、高さ、幅、奥行き共に約2mのサウナは、世界的にも高級木材として認められている「吉野ヒノキ」を使っている。建物としてではなく、家具の品質でつくったといい、木地の手触りなどが非常になめらかなのも特徴だという、サウナのデザインは、プロダクトデザイナーの熊野亘さん(デザインオフィスkumano主宰)が担当した。

アクアイグニスの立花代表取締役は「マル二木工さんがサウナをつくると聞いて、注目していた。今回、同じ型のサウナが英国など海外にも出荷されるそうで、ここ素粋居が世界初の導入になってうれしい」と話した。
マル二木工の山中社長は「家具と違って、サウナは熱や水分にさらされるので、耐久性をどうするかが課題だったが、吉野ヒノキを使い、室内のすわりごこちなど、いいものができた」と話した。
リバティシップの揚松代表取締役は、「サウナ室の形状から、熱が最もよい状態で室内に広がり、心地よさを感じてもらえる」と話した。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させるロウリュウの体感も格別になるといい、今回、水の代わりに水沢のほうじ茶を用いて、いつもとは違う熱と香りを感じられるという。
サウナが設置されたのは、木をテーマにした客室「木刻(きのとき)」と、石をテーマにした客室「石砬(せきろう)」の二部屋。それぞれに水風呂もあり、地下水を自然の温度で使っているという。立花代表取締役は「人気が高ければ、ほかの客室にも増やしていきたい」と話した。アクアイグニス片岡温泉の離れの客室での導入も検討しているという。

アクアイグニスは、昨年10月、星野リゾート・リート投資法人との不動産譲渡による連携を打ち出したが、立花代表取締役はそのころから、「利用者からの要望が高い」として、サウナ導入の意向を強調していた。
今回のサウナのある客室は6人までの利用ができる。宿泊料金は人数などによって異なり、例えば大人2人では、1泊2食付きで1人7万2000円からとなっているという。予約の受け付けも始まっており、「湯の山 素粋居」(059-390-0068)へ。









