歩道や広場でスポーツの可能性を見つけよう、四日市市役所前などでスポーツ庁との事業始まる

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【歩道にピンクのラインが引かれた「いつもの道でけんけんぱ」=四日市市諏訪町】

 体育館などの運動専門施設ではなく、歩道や広場など日常的に行き来している開かれた場所でスポーツに親しもうというスポーツ庁と四日市市の実証事業が2月23日、市役所前の歩道や庁舎東の広場、クスノキの緑地帯などを会場に始まった。初日はあいにくの雨だったが、午後から徐々に天気が回復し、親子らが計測装置を使った企画で遊ぶ姿も見られた。3月3日まで。

 正式な事業名はスポーツ庁「オープンスペースの活用等による誰もがアクセスできる場づくり促進事業」で、「公園」「歩行空間」「広場等」の三つのオープンスペースの活用方法を考え、効果を検証する。四日市市では「歩行空間」でのモデル事業を行い、歩道などでの運動やスポーツの可能性を考える。

 市総合会館の玄関前にはピンクでラインが引かれた「いつもの道でけんけんぱ」が用意された。市役所の玄関前にはレーザー光でスイッチが入る計測装置が置かれ、走る速さを計測できる。どちらも常設で、午前10時~午後5時、自由に参加でき、初日は雨があがった午後、親子らが参加する姿が見られた。

レーザー光で感知してスイッチが入る測定装置も歩道にセット

 2月25日までの午前10時~午後5時と同28日の午後1時~午後5時は、特別企画の「未来型トレーニングLoop Training Systemを体験しよう」が市役所東広場であり、バスケットゴールに向けてシュートを放つと、アスリートの動作と見比べる解析ができ、フォームの改善にもなるという。無料で事前申込不要。

 25日までの午前10時~午後1時、「ボッチャ体験会」が中央通り仮設スケートボードパークである。実際に競技で使われるボールを使っての体験会で、こちらも無料で事前申込不要。

 3月2日と3日は、10時、11時45分、13時、14時15分の各回定員5人で、特別企画「四日市を樹上から見てみよう!ツリークライミング体験会」が中央通りクスノキ並木(商工会議所前)である。6歳以上で体重が150キロ以下(中学生以下は保護者同伴のこと)なら無料で参加でき、専門のインストラクターが指導もする。すべり止め付き軍手、バンダナか帽子が必要。希望者は3月1日までにメール(nsri01_sports@nikken.jp)に①代表者の名前②電話番号③参加する人数④参加する全員の名前、年齢を記入して連絡する。

 最終日の3月3日は、正午~午後2時に、特別企画の「四日市のスケートボードパークでベンチプレス大会」も中央通り仮設スケートボードパークで開かれる。こちらの参加申し込みは終了している。

 このほか、市役所東広場ではトマトチキンカレー(2月25日までと3月2、3日)、コーヒーやベニエ、ワッフルなどの軽食(3月2、3日)、ローストビーフ丼や肉まんなど(2月24日と3月2日)の飲食の出店がある。