四日市わんにゃん会議 市長へ提言書を提出 

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【森市長へ提言書を手渡す「四日市わんにゃん会議」の駒田代表とメンバーら=四日市市諏訪町】

 動物関係のボランティア活動をする団体や個人による「四日市わんにゃん会議」のメンバーが8月29日、四日市市役所を訪問し、森智広市長へ「人と動物が安心して暮らせる四日市市」を目指して、日頃の活動からまとめた提言書を提出した。【森市長へ提言書を渡す四日市わんにゃん会議の駒田代表=四日市市諏訪町】

 各団体や個人で活動していく中で、市へまとめて意見を届けることを目的に2017年に設立された四日市わんにゃん会議(駒田哲也代表)。2018年から毎年、動物愛護センターの設立などの内容で要望を提出してきた。

 今回、提言書として提出したのは①地域猫活動の正しい知識を市民に発信する②四日市市に動物愛護憲章を作る③動物愛護センターを市民が利用しやすい場所に設置する④市独自にT.N.R活動のサポートを啓発する組織を作るといった内容。関係者らが、日頃から活動で感じていることや、東海地区の他市の例などを挙げながら、森市長に提言内容について説明していた。

 今年5月には、災害時にペットと同じ部屋で過ごせる「ペット同伴避難所」の運営訓練を実施した四日市市。説明を聞いた森市長は「いつも動物愛護活動に尽力していただき、ありがとうございます。中長期的な課題も一歩一歩と前へ進めれば」などと話し、提言書を受け取っていた。