感謝の気持ちを込め人形供養 四日市のライフ葬祭 供養料を子ども食堂などへ寄付

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【人形供養祭の様子】

 四日市市の家族葬専用ホール「ライフ葬祭 北大谷斎場口店」は、家で大切にしてきた人形やぬいぐるみなどへ感謝の気持ちを込めて供養する「人形供養祭」をしている。公式ホームページなどで告知をすると、市外、県外からも「供養してほしい」という人が人形を持ち込むこともあるという。

 受け付ける人形は、ひな人形、五月人形、ぬいぐるみなど人形全般で、布製、木製、陶器のものも良い。僧侶が祭壇に人形が並べられた葬儀場内の1室で読経をして供養をする。供養料は、依頼者から1体から3体までが200円。集まった供養料は四日市市内で子ども食堂をしている特定非営利活動法人「三重はぐくみサポート」へ全額寄付している。

「三重はぐくみサポート」は、子ども食堂や、ひとり親家庭と子どもたちのために無料で食品、日用品、学用品、衣料品などを提供する「はぐくみエイド」などの活動を続けている。堀もとこ理事長は「困っている人の中には、支援を受け取りに来ることが難しい人もいる。今回は来られなくても次回は来られるように、活動は続けることが大切です。そのために、継続的な支援を頂けることには感謝しており、これからも、一緒にこの活動を続けさせていただきたいと思っています」と話している。

 人形供養祭は供養読経への参加もできる。9月11日に開かれた人形供養祭には、ひな人形やキャラクターのぬいぐるみなどが集まった。供養で読経をした僧侶は「大切にされてきた人形などには、思いが込められています」と話していた。

 同社では、人形供養を来年2月または、3月にも予定している。供養祭の日程などは同社ホームページ((life-sousai.co.jp)などで案内する。

【ライフ葬祭 北大谷斎場口店】