三重県四日市市の三菱UFJ銀行四日市支店で2月4日、中学生の職場体験学習があった。市立山手中学校の生徒が接客マナーや銀行の仕事の仕組みなどを学んだが、信用が大切な仕事なだけに、社員のやさしい手ほどきの中でも、間違いがあってはいけない厳しさを実感した様子だった。
体験したのは2年生の城下心温さん(13)。同じ2年生の竹嶋嶺さんも参加する予定だったが、初日は事情があって欠席した。3日間の日程で、初日となったこの日は、店内のお客様にあいさつするビジネスマナーを学び、支店内を案内してもらい、お金の数え方の基本も学んだ。
城下さんは実際に1000万円の札束を手にする体験をし、「ふだん手にするのは数枚単位なので、かたくて、重かった」と感想を話した。模擬紙幣を使って手指で数える「札勘(さつかん)」の練習では、お札を縦にして数える方法と、扇形のように広げて横で数えることに挑戦。講師役の社員が手際よく数えるのを見ながら、思わず「難しい」と声が出た。

城下さんは、もし、出入りする金額が合わないと、遅くまで残って再点検になるといった話を聞いて、正確な仕事をする厳しさに驚いた様子。「銀行の仕事は思っていた以上にやることも多く、難しい仕事だと思いました」と初日の感想を話していた。6日まで、防犯の備えを学んだり、社員に仕事についてのインタビューをしたりし、お金の使い方や運用について学ぶ「マネープランゲーム」も体験するという。
外部の人が店の奥に入れないイメージが強い銀行だが、榎本弘敏支店長によると、最近は、地域とのつながりを深め、地域に貢献していく考え方から、活動の幅を広げているという。昨年は、民生委員の役割を知ってもらうお手伝いで企業版ふるさと納税の制度を使った寄付をしたほか、視覚障害がある人も楽しめるSSピンポンの普及、萬古焼で抹茶を楽しんだ「萬古とお茶を楽しむ会」のお手伝い、吉崎海岸での清掃活動、学校へ出張しての金融教育などをしてきたという。








