苦労話や貴重な意見も、四日市市で産業功労者など表彰式

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【森智広市長と記念撮影をする産業功労者などの被表彰者のみなさん=四日市市役所】

 三重県四日市市は2月1日、市産業功労者の表彰式を市役所の来賓応接室で開いた。産業功労者2人、優秀技能者3人、雇用優良事業所2社、男女がいきいきと働き続けられる企業1社が対象で、表彰式のあとの懇談では、苦労話や、地元経済を伸ばしていくための意見も語られ、森智広市長も真剣に耳を傾けていた。(表彰者や表彰理由などは2025年12月29日配信の記事に詳しく掲載しています)

 表彰式では、森市長が個人、会社の代表者それぞれに表彰状などを手渡した。表彰者の所属する団体の代表者らも見守り、拍手を贈った。

 懇談では、森市長が1人ずつに話しかけた。優秀技能者の美容師の杉本真理さんは、華やかに見える美容師だが、実は地味な仕事が多く、やめてしまう若い人も多いと話し、これからの人材を育てる難しさを語った。

 優秀技能者の調理人の古川智久さんは、2023年の東海・北陸B1グランプリが四日市で開催された時、教え子が会場で手伝いをし、自信になったと紹介し、「いつか、全国大会が四日市であれば、また協力したい」と話した。

 同じく優秀技能者の汎用金属工作機械工の梅田貢司さんは、金属加工の工程の独自性を追求するなかで、上司に相談するよりもまず実行してしまうという熱量の語り口が印象的で、森市長を驚かせていた。

 産業功労者で萬古業界にも功績の深い藤井健司さんは、手に入らなくなった材料はペタライトだけでなく、業界内の分業が続く中では、自分の会社だけでは続けられなくなる状況にあることや、藤井さん自身は今も新製品の開発を進めていることを語った。同じく産業功労者の豊田晃さんは、不動産に詳しい立場から、土地市場の動向などの質問に答え、また、市の周縁部のインフラの整備次第では、可能性が見いだせるかもしれないとの考えを述べた。

 働きやすい企業環境に力を入れる「男女がいきいきと働き続けられる企業」の株式会社INATETSUの代表者からは、人手不足が深まり、大企業が大学だけでなく高校にも採用を拡大して、中小の企業にとっては、さらに人材確保が難しい時代になっていることなどが語られた。

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