図書館の空調設備が故障、PFAS問題の国への働きかけは、四日市市議会の一般質問

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【一般質問は二日目となった四日市市議会=同市諏訪町】

 三重県の四日市市議会は6月15日、一般質問があり、政友クラブの伊藤嗣也さん、森康哲さん、荻須智之さん、フューチャー四日市の伊世利子さん、後藤純子さんの計5人が質問に立った。

冷温水発生装置が故障、催事の中止も

 伊藤さんは、市立図書館の空調設備が故障し、今も代替措置になっていることを指摘した。「新図書館はまだ基本計画の段階で、それまで、今の図書館には役割を果たしてもらわないといけない。維持管理の考え方は十分だったのか」と厳しく指摘した。

 市の答弁によると、故障は5月17日午前に起き、全館をめぐる冷温水の発生装置が故障したという。温湿度計、扇風機、遮熱カーテン、冷風扇20数台などを用意するなどの応急対策をした。一方で、故障した装置は20年以上使っている機械のため、修繕は高額で長期間が必要な可能性があり、早急に対策を検討し、必要な予算措置もしたいという。

 伊藤さんは知人から「図書館が暑かった」と聞き、現地で確認したという。市は図書館のホームページで故障を伝え、5月23日には市の公式LINEでも情報を載せたが、親子向けのよみきかせの催しなどを中止した。

 市側は「必要に応じて対応したが、ご迷惑をかけていることは申し訳ない」とも答弁した。梅雨明けして本格的な夏を迎えるまでに対策のめどをつけたいとも説明している。

在宅介護支援センターこのままでよいか

 森さんは、市の特徴でもあった在宅介護支援センター、地域包括支援センター、市による三層構造の福祉の進め方について、きめ細かい相談ができるといった良い面もあったが、人口減少時代で介護にあたる人材の不足も進行する中、他の多くの自治体がそうなように、在宅介護支援センターは必ずしも必要ではないのではないか、それにより人材の有効活用もできるのではないかと指摘した。

 伊世さんも在宅介護支援センターを取り上げ、「三層構造は見直す時期にあり、もっと行政のチェック体制の強化を図るべき」と指摘した。伊世さんは認知症に関するある在宅介護支援センターの例を紹介したが、機能していない状況があったとし、「すべてのセンターがそうだとは言わないが、協力してくれるボランティアなど、地域の思いが本当に聞き取れているのか疑問で、市はもっと現状をしっかり把握する必要がある」とした。市によると、26カ所の在宅介護支線センターには計3億7000万円の委託料が支払われているといい、「その分、市のチェックはされるべきだ」とも指摘した。

森市長「市長会などで国に強く要望したい」

 荻須さんはPFAS(有機フッ素化合物)問題について取り上げた。市内でも水道の水源に近い川から使用が禁じられているPFOSやPFOAが検出され、市民団体が問題にしているため、「国の基準は50ng/Lだが、国が絶対に正しいと言えるのか。四日市は公害を体験した市だけに、法整備などを国に要望してもらいたい」と見解を求めた。

 森智広市長は「5月の東海市長会で、調査研究の加速、浄化技術の進展、自治体の取り組みに対する財政支援等を国に要望する決議を原案通り採択した。6月10日の第96回全国市長会では、科学的知見の蓄積、健康影響の解明、対策強化の必要性を盛り込んだ重点提言を採択し、全国会議員、関係省庁の対応の要請を行っている。私は今年度、全国市長会の副会長であり、この立場からも、国にPFOS、PFOA汚染対策について特段の措置を講じるよう要望していきたいと強く考えている」と答弁した。

北勢地方卸売市場の将来の方向性は

 後藤さんは施設の老朽化などが課題になっている北勢地方卸売市場の現状や将来の方向性を質問した。市の答弁では、最近の総取扱数量は29000トンで、県内の同種の詩情では最大。鈴鹿、桑名との3市で毎年度1000万円ほどを施設整備で補助し、施設全体を縮小して、余剰になった土地を収益性のある活用に回すなど、将来のあり方についても勉強会を開いているという。樋口龍馬さんが関連質問をし、「以前から、あまり進捗していないように見える。あまり時間をかけず、方向性を導いてもらいたい」と求めた。

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