三重県四日市市で2024年に始まった「海山道インディペンデント映画祭」が8月8日(土)の開催で3回目を迎える。自主映画を上映できる場を広げ、その魅力を地元の方々に伝えようと続けてきた。今回は前半に女性クリエイターの作品を集めた「自主映画ガールズコレクション」、後半に「自主映画オールスターズコレクション」を展開する2部構成で行う。
女性クリエイター11作品を上映
同映画祭実行委員会の市川良也さん(59)は、全国の映画祭を巡る中で、多くの女性クリエイターの作品に触れてきた。既存の枠にとらわれない発想や、「この視点はなかった」と感じる独自の角度から描かれたものが少なくなかったという。「映画界には今も男性中心の傾向が残っていると感じる。この現状を踏まえ、才能ある女性クリエイターの表現をもっと広く届けたい」と話す。そうした思いが、今回の企画につながった。
第1部では全11作を上映。結婚観や家族との関係、コロナ禍での人間模様など、身近なテーマを多様な視点で描いた作品が並ぶ。「おくさま」(藤本東子監督作品)と「怒れる人形」(海上ミサコ監督作品)では、大正時代と現代を舞台に、女性が直面してきた格差やハラスメント問題を描いている。

2部は全国の映画祭で話題の8作品
2部では、「紫が見える」(山田純監督作品)や「追い詰められた野獣」(八十川 勝監督作品)など三重県初上映となる作品をはじめ、全国の映画祭で評価された計8作品を上映する。自主映画ならではの自由な発想や表現が特徴で、アクション、ヒューマンドラマ、ホラー×コメディなどジャンルは多彩だ。
また、市川さんが監督を務めた「あなたの声が世界の始まり」も上映される。
市川さんは「家族の絆や世代を超えた思いやりを、息子と母親の会話劇で描いた物語で、四日市市内で撮影した点も見どころの一つ」と話す。

3回目開催への思い
開催の準備を進める中で、「この映画祭が地元の人たちにも少しずつ知られてきた手応えを感じる」と話す市川さん。会場や商店街にチラシを配る際、「今年も開催されるんですね」と声を掛けられることが増え、継続の意義を実感しているという。
一方、自主映画を発表する場がまだ多くはない三重県で、作品に触れる場をさらに広げたいと考えており、映画祭への来場を呼びかけている。
開催概要
- 上映場所:四日市市三浜文化会館 本館2F 視聴覚室
- 日時:8月8日(土)午後12:30開場 1部午後1時~ 2部午後4時50分~ 終演予定 午後7時45分(途中入場可)
- 入場料:無料(定員90名 先着順)
詳細は、海山道インディペンデント映画祭実行委員会公式フェイスブック(https://fb.me/e/6ROhYxuMz)。問い合わせは、同委員会電子メール(miyamado.imf@gmail.com)へ。















