プロの調理場や家庭の台所で料理づくりに使われた包丁などの刃物に感謝する「庖丁供養祭」が11月8日、三重県四日市市の鵜森神社境内にある「庖刀塚」の前で行われた。祭壇には長く使われた包丁やナイフのほか爪切りも納められ、出席者がこれまでの働きの労をねぎらった。
「いい刃(11・8)」にちなんで毎年、この日に四日市地区調理師協会(河内信次会長)が開催しており、今年で9回目。来賓として出席した三重県調理師連合会、四日市食品衛生協会の役員や県議、市議らが祝辞などを述べ、来賓らに続き、河内会長も玉串を奉納した。


来賓らのあいさつでは、急速に存在感を増すAIも話題に。何もかもを作り変えているような状況だが、包丁を使う調理師の経験は、AIを超越して、人々に食事による幸せをもたらしているなどと、人が創造する仕事への期待や誇りが語らえた。
鵜森神社にある庖刀塚は、1968(昭和43)年5月に四日市日本料理研究会泗友会の会員らが寄進して建立されたものという。その翌年から1月1日に供養や商売繁盛などを願って会員らが参拝していたとされるが、平成になって11月8日が「刃物の日」になったことから、覚えやすいこの日に供養祭を続けるようになっている。










