包丁に感謝を込めて、四日市の鵜森神社境内で第5回庖丁供養祭

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 三重県四日市市の鵜森神社境内にある庖刀塚で11月8日、四日市地区調理師協会の第5回庖丁供養祭が開かれた。料理人や家庭の主婦が長く使った包丁の労をねぎらう目的で、こうした供養を続けていることは全国的にもあまり例がないことという。【長く使った包丁に感謝を込めての供養祭=四日市市鵜の森1丁目】

 庖刀塚は、料理人による四日市日本料理研究会泗友会の会員らが1968年に建立、翌年から1月1日に魚鳥供養、商道繁栄も含めて参拝してきた。その後、四日市地区調理師協会が参拝を受け継いだが、料理人の心を広く知ってもらい、一般の人でも参加できるようにと、「いい刃」にちなんで11月8日を包丁供養の日としたという。

 供養祭には30人余が出席。家庭から届いたものを含め、包丁約45本が祭壇に置かれ、神事が行われた。同調理師協会の河内信次会長は「包丁は料理人にとって大切なもの。感謝の気持ちを込めて供養させていただきます」などとあいさつした。(玉串を奉納し拝礼する河内信次会長)

 供養を終えた包丁は、刃物の町として知られる岐阜県関市に送られる。関市でも毎年11月8日には同様の刃物供養祭を開いており、供養した包丁はリユースに回ったり、鋼材などにリサイクルされたりしているという。