三重県の四日市市議会は3月17日、予算常任委員会を開き、全体会での審議のあと、新図書館、新大学、近鉄四日市駅西に計画されている円弧デッキの事業を含めて市側提出の当初予算案などを可決した。同24日に本会議としての採決があるが、いずれの事業も減額の修正案が提出されたものの賛成少数で否決されており、本会議でも予算案は可決される可能性が高い。
委員会で否決されたものの、新図書館と新大学の基本設計などを進める当初予算案の事業費、当初予算案と今年度補正予算案にまたがる円形デッキの事業費については、いずれも減額の修正案が提出された。これまでの審議でも、新図書館には将来の財政負担の不透明さのほか、ホールが併設されることにも疑問の声が出ていた。
新大学については、同様に財政負担への危惧が表明されていたが、大学整備の中に商業施設を導入する考えがあり、この点について、市がここまで関与すべきではないとの意見も出ていた。大学の施設整備に向けた実施設計に取りかかる前に、大学の運営主体、三重大学の参画、教員など大学の姿の骨格について、市議会側に説明することをあらためて確認する委員もいた。
この日の審議では、あらためて円弧デッキの計画に疑問が寄せられた。近鉄四日市駅とあすなろう鉄道の駅は2階西側の連絡通路で行き来できるが、市の計画では円弧デッキができると、この連絡通路は撤去されるため、委員からは「乗り換えの利用者には、今より不便になるのではないか」との疑問が出た。
市側は、円弧デッキにはエレベーターが備えられるなど、お年寄りや障害者など、より多くの人にとって利用しやすくなることや、中央通り側の円形デッキや公園との一体感を感じさせるデザイン性もあるなどと答弁した。









