『ふたりではんぶん』
「ふたり仲よくはんぶんこ」というのが、なかなかできない子どもは多い。『ふたりではんぶん』は、それをテーマにした絵本だ。
まずは、たくさんのあめ玉。これは数えて分けられる。次はりんご。まあ、これは包丁で半分。次は5枚の折り紙。どうしよう。次のリボンもうまく半分に切れない。木馬のオモチャだってひとつしかない。
でも、ふたりが楽しそうに工夫して、次々にはんぶんこしていくページのはこび方はさすが。
ただ、ラストにきてどうなるのか、ドキドキする。なぜって、一匹の猫だからである。
「ふたりでだっこ、なかよくだっこ」。このページの絵がとてもよい絵で、ふたりの笑顔でしめくくられている。
そもそも、ふたりで仲良くはんぶんこは、人類の永遠のテーマなのかもしれない。それを、五味太郎という絵本作家はニコニコ笑って描いていく。そこがよいね。
『ふたりではんぶん』
五味太郎 作・絵
絵本館 1,320円(税込)

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