三重県四日市市楠町の吉崎海岸で5月3日、毎月第1日曜の海岸清掃があり、約180人が参加した。ちょうど、海岸では、海浜植物のハマヒルガオが満開。参加者は淡い紫色の可憐な花を愛でながら、プラスチックや木切れなどのごみを拾い、清掃後は、これから6月にかけてが産卵のシーズンになるとされる伊勢湾のウミガメについての勉強会もした。
ハマヒルガオはヒルガオ科の多年草で、砂浜の表面かごく浅くで茎を広げ、直径4~5センチの花を開く。国内では北海道から南西諸島まで広く分布するとされるが、要注意外来生物とされているコマツヨイグサの増加によって著しく減少しているという。
一方、吉崎海岸では、毎月の清掃活動と並行して外来植物の除去活動も続けてきたことが功を奏し、約500メートルに渡って広がる海岸一帯で花がよく咲くようになっている。この日も外来植物除去を指導した元高校教師の赤嶺和彦さんによると、最近の気温上昇で開花は1週間ほど早くなっているが、まさに今が見ごろで、あと1週間ほどはこの状態が楽しめそうだという。


赤嶺さんは、ピークは過ぎたそうだが、紫の花が咲いているハマエンドウや、キク科で小さな黄色の花が咲くハマニガナなども参加者に紹介した。海岸で多く見られるコウボウムギの雄花と雌花の違いや、近縁種ながらめったにここでは見られないというコウボウシバも紹介した。


海岸清掃は楠地区まちづくり検討委員会が主催し、四日市ウミガメ保存会が共催するなどして続いている。次回は6月7日で、四日市市と共に「よっかいち海ごみゼロ大作戦」を実施、清掃活動のほか、マイクロプラスチックの最新事情を聴いたり、海岸漂着物を使ったフォトスタンドの制作体験もする。当日の午前7時30分、現地にて受け付ける。










