三重県内の古い住宅から出た「伊勢古材」などを使ったノベルティづくりが5月25日、四日市市の県立四日市工業高校で始まった。大冷工業株式会社(本社・名古屋市)の新しい四日市の拠点が7月に竣工式を迎えるが、そこで招待客など約100人に贈られる品だ。ノベルティの制作は、県立四日市中央工業高校も協力している。
この日の作業は午後4時から始まり、四日市工業高校の実習室で3年生の6人が担当した。制作したノベルティは、卓上で使える便利なもので、生徒たちは建築科の藤村隆信教諭の助言をもらい、電動丸ノコなどを使って、部品づくりに取り組んだ。カットされた木材の部品を組み立てると完成だ。



大冷工業は今の支店からそう遠くないところに新拠点「四日市YOUR BASE」を建設中だ。建設時の廃棄物を最小限にして、持続可能な形で付加価値を生む「サーキュラーエコノミー」の象徴になる事務所をめざしている。屋根全体で生み出す太陽光による電気などでこの建物のエネルギーを自給自足できるという。床下を通す空気をコントロールして、床暖房だけでなく床冷房もできる新空調方式も取り入れるという。
今回、支店の建設で発生する「端材」と、「伊勢古材」を使い、高校生の手によって竣工記念のノベルティになるよう企画した。大冷工業は企業版ふるさと納税で高校や中学にマキタ製の電動工具を寄付しており、四日市工業の制作作業でもその工具が使われた。
大冷工業の新拠点は7月3日に竣工式があり、完成したノベルティがお披露目される。新拠点のプロジェクトには、2校の高校のほか、新拠点の施工主の株式会社久志本組、古材の提供や技術指導などで桑名市のダイマルなどが協力している。








