よんまるテラスと近鉄四日市駅の連絡通路が開通、船出の紙テープ投げなどで祝う

【小学生たちの紙テープ投げで彩られた開通記念式典=近鉄四日市駅前】

 三重県四日市市の中央通りにできた「よんまるテラス」と、近鉄四日市駅を結ぶ連絡通路が6月13日午後、開通した。昨年12月に完成披露された「よんまるテラス」は、今回、初めて複数カ所を結ぶ連絡路としての役割を与えられた。式典では約50人の小学生が直線デッキに並び、船出を祝う時の色とりどりの紙テープを投げてお祝いした。

森市長「よんまるテラスに魂が入った」

 記念式典は午後2時半から近鉄百貨店四日市店のシャンデリア広場であり、国、県、市の議員や自治会関係者らが出席、小学生の父母らを含む市民も囲み、総勢300人近くが見守った。

 市消防音楽隊の記念演奏のあと、あいさつに立った森智広市長は、「よんまるテラスに魂が入った」と喜びを語り、「歩いて楽しめるにぎわいの第一歩になる」と期待を述べた。実際は、駅前商店街側に降りる通路が9月ごろに完成し、最終的には新バスターミナルと結んだ時が完成形になるが、「それでも、きょうは大きな節目の1日です」と話した。

 来賓あいさつのあと、森市長や国会議員らがテープカットをし、くす玉も割ってお祝いした。よんまるテラスから近鉄駅につながる直線デッキに上った小学生たちは、事前に市が希望者を募集した。こにゅうどうくんとの記念撮影をし、紙テープ投げのあとは、近鉄百貨店内を通る完成したばかりの連絡通路まで歩いて、記念品などを受け取った。

テープカットをする森智広市長(左から2人目)ら
完成した近鉄百貨店内の連絡通路に入り、記念品をもらう小学生たち

一般への開通後、デッキに上る人も増える

 午後4時からは一般を含む開通となり、近鉄駅とあすなろう鉄道駅との行き来に使う人も見られるようになった。直線デッキはたくさんの花で飾られ、その花を手にしてデッキを散歩する人も多かった。

花を手にデッキを散歩する人たち

 市の資料によると、よんまるテラスと近鉄百貨店を結ぶ直線デッキは橋長70m余、有効幅員が3m~5mで、全面に屋根があり、エレベーターとエスカレーターを備えている。近鉄百貨店内の連絡通路は長さ35m余で、有効幅員が5m。車いすなどで通れるスロープを備えている。

駅間の所用時間を歩いて調べてみた

 近鉄四日市駅の改札口からあすなろう四日市駅の改札口まで、所要時間はどれくらいなのか、記者が歩いて調べてみた。急ぎ足ではない速さで、①近鉄百貨店の連絡通路から、よんまるテラスの西側半円を歩き、階段を下りて、あすなろう駅へ②近鉄四日市駅の改札口前広場から西側通路を使ってあすなろう駅へ③改札口前の広場を東に階段で降り、よんまるテラスのすぐ西にある従来の横断歩道を渡ってあすなろう駅へ、の3通りの方法で、ストップウォッチで所要時間を計ったところ、①2分45秒20②1分55秒66③2分59秒14、だった。ちなみに、③の場合は赤信号の待ち時間が含まれている。②は健常者には問題ないが、スロープはなく、車いすで通るのは困難だ。

 歩行者が単に所要時間が短い方がいいのか、駅前の景色などを見ながら歩きたいのかなど、個人の好みもあると思われ、デッキ全体がこれからどのように使われ、親しまれていくか、注目してみたいと思った。なお、②の西側通路は7月中旬には利用できなくなり、あらたに駅西で円弧デッキの建設などが始まる予定だ。

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