【ロングライフ】 全てはスキーのため 岩井一樹さん(73)

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【マラソンやスキーの話をする岩井さん=四日市市釆女が丘で】

 大学時代はスキー部で、今もアルペン競技の大会に毎年出場する四日市市釆女が丘の岩井一樹さん(73)は、趣味のロードバイクやジョギングをトレーニングの一環で、楽しみながら体を鍛えている。

 若いころから自転車やランニングに親しみ、50代からはスポーツジムで泳ぐように。63歳のころ、ホノルルで開かれたトライアスロンに参加し完走した。

 2017年ホノルルマラソンでフルマラソンに初挑戦。4時間33分01秒で完走した。19年滋賀県で開催された「あいの土山マラソン」に出場、4時間9分16秒を記録しこの記録が岩井さんの自己ベストだ。

 21年に絞扼性腸閉塞になり、搬送先の病院で手術前に「人工肛門は覚悟してください」と説明を受けたが、回避できた。その1年後、琵琶湖周辺を自転車で155キロ走り、体力の回復を実感。22年と23年には、松阪マラソンを完走した。

頑張り過ぎない

 スキーで雪山を滑走するスピードは、時速60キロに達し、「マラソンや自転車では出せないことも魅力的で、続ける原動力のひとつ」と話す。頑張り過ぎると続けられない」と話す。アルペンスキーの大会は80代の部で活躍している人もいて、「自分も少しでも長くスキーができるよう、頑張り過ぎずに体力を維持したい」とトレーニングに励んでいる。