父親の子育て参加を推進している市民グループ「パパスマイル四日市」が市と協力して子育て情報誌「よかパパスイッチADVENTURE~新米パパの子育て大冒険」を制作し、4月14日、その完成を森智広市長に伝えた。実際のパパ、ママから体験談を集めており、冒険ガイドのような構成を読み進むうちに、悩みごとを解決してくれる1冊になっている。
この日、「パパスマイル四日市」の代表小島和人さん(45)と、川喜田傑さん(36)、岡田康成さん(46)の3人が市役所に来て、完成したばかりの情報誌を森市長に見せ、編集のねらいなどを説明した。
パパ、ママの子育て体験談も励ましに
新しい情報誌はA5判相当で約25ページ。持って出かけるにも便利な大きさだ。「パパが笑顔で子育てという冒険を思い切り楽しんでほしい」との願いを込め、表紙や見開きの「よかパパ流10のミッション」など、ロールプレイングゲームを想像させる絵もあって、気分を高めてくれる。家族で一緒に出かけて遊べる場所を屋外、屋内など詳しく紹介している。


パパ100人、ママ178人の計278人の体験談をアンケートで集めたといい、その中から、ヒヤリとしたこと、成功したことなどを紹介。一生懸命なパパほど悩んでしまう子育てについて、励ましてくれる内容になっている。もちろん、様々な場面での行政の問い合わせ先なども載っている。
時代の変化も反映し、これで第4弾
実は、「よかパパスイッチ」は今回で4冊目。第1弾は2013年、「イクメン」という言葉が一般的になって、パパの間に「自分はどうしたらいいの」という声も聞こえたころ、ひとつの回答にと発行された。第2弾では実用的なおでかけガイドを、第3弾では、育児のあり方が変わることに合わせて情報を一新した。そして第4弾。今回は、この情報誌をもっと広く手に取ってほしいと考え、パパを引き付けてくれそうな「冒険」をキーワードに編集したという。
懇談の中で、森市長は、育児休暇の取得が一般的になってきた時代の変化を語り、小島さんは、保育の仕事をしている経験から「父親の子育てに対する気持ちはとても前向きになっている。でも、一生懸命になって、逆に悩んでしまう人もいる。あなたと同じ気持ちの人はたくさんいるんですよと、この冊子から読み取ってほしい。パパが楽しくなれば、子どもも家族も笑顔になれます」と話していた。

行政と協力して父親の子育て推進
「パパスマイル四日市」は、四日市市が主催する「父親の子育てマイスター養成講座」の修了生の有志が立ち上げ、2014年から活動を始めたという。現在、メンバーは約20人。年間を通して幾つもの活動をしており、主催イベントでは焼きいもづくり、いちご狩り、ハイキング、キャンプなど、子どもと一緒に楽しめる企画のほか、夜の部(パパの飲み会)もあるそうだ。
四日市市や三重県などの行事にも参画しており、市のマイスター養成講座では、修了生としての経験を活かして企画運営にも携わっている。市内だけでなく、県内の市町のイベントにも参加して、各地のパパや子どもたちとも交流を深めているという。修了生が行政と協力して父親の子育てを推進している団体の活動は珍しく、四日市市を参考に養成講座を始めた自治体もあるそうだ。
新しい情報誌は初版4000部発行し、市内の地区市民センター、市民窓口サービスセンター、こども家庭センター、男女共同参画課、図書館、子育て支援センター、こども子育て交流プラザ、病児保育所、児童館などで手に取ることができる。出生届、転入届け受付時や母子健康手帳交付時にもらうこともできるという。









