そろそろ、クリスマスの本が本屋さんに並ぶ季節だ。いろんな新しい本が出版されているが、なかなか良いものがなくて、子どもの本屋は困っている。
と思っていたら、素敵な絵本が出版された。
主人公は、子犬のコメット。クリスマスイブの日、子どもたちも大人たちも、忙しく動き回っていて、誰も遊んでくれない。おかげで、夜になって家族がみんな眠っているのに、コメットだけが眠れないでいた。
そこに、窓からやってきたのは太っちょのサンタクロースだ。このサンタさん、なんだかユニークで親しみが持てる。服装もちょっと変わっているし、ポケットからは、子どもたちからの手紙があふれ出ているのだ。
コメットはサンタさんにプレゼントをねだるのだが、「起きている子にはあげられないなぁ」と言われ、プレゼントを配るお手伝いをすることに。この空飛ぶソリが、汽車のようで楽しい。
よいクリスマスを迎えられる1冊である。

『コメットのはじめてのクリスマス』
岩崎書店 ¥1,760(税込)
大久保雨咲 さく
加藤久仁生 え














