動物愛護、大雨対策、一般質問は最終日、災害対策費など追加上程、四日市市議会

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【一般質問の最終日で審議は委員会の場へ移る四日市市議会】

 三重県の四日市市議会は3月2日、一般質問の最終日で、市民目線の会の水谷一未さんと小林博次さんが動物愛護や大雨対策などについて市側とやりとりをした。その後、物価高騰対策費や災害対策費を含む今年度一般会計補正予算案など12議案を追加上程した。3日から委員会での審議が始まる。

動物愛護の条例やセンター設置の考えは

 水谷さんは、犬や猫などのペットを家族の一員と考えることが自然になった一方、ペットによる迷惑行為が問題になる場合もあるとして、飼い主の責任にも触れた動物愛護条例を市独自に定めるべきではないかと求め、動物の保護や生き物との関係を学ぶ場として活用できる動物愛護センターを設置するため、閉業した水沢町の「ふれあい牧場」の跡地利用を提案した。

 市側は、2008(平成20)年に保健所政令市になった当時、持ち込まれていた犬や猫は合計約650匹だったが、2024(令和6)年には計16匹に減り、負傷などやむを得ない場合を除き、殺処分は2021(令和3)年以降ゼロとなっていることを紹介。「円滑な業務ができており、今は市独自の条例の必要性は感じない」などと答弁した。動物愛護センターについては、現在の施設は手狭で老朽化しているといい、設置のための課題を洗い出しているとし、アクセス、災害の影響を受けにくい、などの観点から考え、設置へ向け努力していくと答弁した。

大雨対策は砂の層までの浸透管を

 小林さんは、整備中の中央通りや鵜の森公園で採用されている浸透性のある舗装や一時的に雨水を貯められる「雨庭」について施工状況を聞いたあと、これらの施策が大雨の場合は十分な効果を得られないのではないかと指摘。地下にある、かつては川だった砂の層まで浸透管を通して水を染み込ませ、急激な増水をさせない方法を採用してはどうかと提案した。萬古焼業界で出るがれきなどを再利用した舗装材についても紹介した。小林さんは再整備が検討されている北勢地方卸売市場について、将来の人口減少などを見据え、県内のほかの市場と一緒にした整備の検討も必要だと指摘した

大雨で被災した中小企業の事業継続を支援

 今年度一般会計補正予算案は16億2075万余円で、サービス報酬などが公定価格で定められ、価格転嫁ができない介護保険、障害福祉などのサービス事業所、民間保育所、医療機関、薬局などに対する物価高騰支援や、昨年9月の大雨で被災した中小企業者の事業継続に向けた支援について事業費を計上した。

 事業継承支援では、大雨による被害施設の修繕費、機械設備の購入・修理費、被災した事業用車両の修理や購入に関する経費が対象で、補助率は3分の2以内(上限100万円)。三重県が実施する事業継続支援補助金と期間をそろえ、2026年4月1日~5月29日を受付期間とする。

 工事請負契約では、中央通り再編での公園整備工事5億9254万余円と、市営中央駐車場と市庁舎北館改修工事について、外壁タイルなどの修繕が思ったよりも必要で、3憶3165万円(変更前契約金額2億8953万余円)とする変更案が含まれている。

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