初夏を思わせる陽気となった3月29日、三重県四日市市内では桜の開花が一気に進んだ。市内の名所として知られる川島地区の「鹿化川の千本桜」と、四郷地区の穴場的スポット「春の丘」をYOU記者が訪ねた。
満開の薄墨桜が咲く「春の丘」
最初に向かった四郷地区の「春の丘」は、市外ではまだ広く知られていない花見スポット。規模は大きくないが、駐車場やトイレが整備されている。1996年に岐阜県根尾村から移植された薄墨桜があり、ソメイヨシノより一足早く咲くのが特徴だ。

この日はちょうど満開を迎え、弁当を広げる家族連れや、シャボン玉で遊ぶ親子が訪れていた。

入学式を前に記念撮影に訪れた家族もあり、「式のころには散ってしまうかも」と話しつつ、咲き誇る花をカメラに収めていた。風が吹くと花びらが舞い、春らしい景色が広がっていた。

午後の光で“別の顔”に 竹藪を背景に映える薄墨桜
周囲を竹林に囲まれ、午後になると光がやわらぎ、落ち着いた雰囲気に包まれる。背景に竹林を入れて撮影すると、桜の淡い色合いがより際立つのも魅力だ。薄墨桜は今が見頃で、来週は散り際の風情も楽しめそうだ。

4km続く桜のトンネル 鹿化川の千本桜
続いて訪れた川島地区の「鹿化川の千本桜」は、川の両岸約4キロにわたって桜並木が続く市内有数の名所だ。

南側の道は駐車が可能で、犬の散歩や家族連れの姿が目立った。ベンチなどで腰を据えて眺めるというより、散策やウォーキングをしながら楽しむのに適している。車に乗ったまま観賞できる場所もあり、舗装された道を利用して車いすで訪れる人の姿も見られた。

現地では提灯が設置され、夜間ライトアップの準備が進んでいる様子だった。開花状況にはばらつきがあり、見頃はもうしばらく続きそうだ。
春の丘、鹿化川の千本桜ともに、グーグルマップで場所を確認できる。









