第97回三泗地区メーデーが4月18日、三重県四日市市の諏訪公園で開かれ、労組の組合員や家族ら約600人が参加した。春闘による一定の賃上げ回答は得られてきたものの、中東情勢の不安定さから、物価高騰など今後への悪影響も心配されており、「働く仲間たちの団結でみんなが報われる社会を」と訴えた。
三泗地区メーデー実行委員会(連合三重三泗地域協議会、三泗地区労働者福祉協議会)の主催。天候もまずまずで、諏訪公園には子どもと一緒に参加したお父さんたちもたくさんいた。午前9時半から30分ほど、市の中心部をデモ行進し、「賃上げの流れを社会に広げよう」「平和な世界を実現しよう」などのシュプレヒコールを上げた。
午前10時からの式典では、連合三重三泗地域協議会の山下孝議長が中東情勢に触れ、被害が市民や子どもたちに及び、世界の経済にも影響を与え、春闘の交渉を中断せざるを得なかった企業もあると紹介した。山下議長は「労働組合の力の源泉は数だと思っている。数が集まるから力になり、力を結集して、働く者が報われる社会を勝ち取ることができる。みなさんとともに取り組んでいきたい」などとあいさつした。

連合三重の番条喜芳会長は、春闘の中間状況について、「昨年同時期を若干下回っているものの、おおむね5%を超える賃上げ率できている」などと紹介。一方で、「中小企業は大変厳しいが、みんなが幸福になる世界に向けて、粘り強い交渉をお願する」と各労組にエールを送った。
立憲民主党三重県総支部連合会暫定代表で参議院議員の小島智子さんは「イラン情勢で悲鳴が上がっている。値上がりも激しい。政府の動きは遅いと感じる。春闘をがんばっても、実質賃金が上がって生活が楽になったと感じられないのが現実だ。皆さんと共に、働くことを軸とする安心社会を築くことに努力する」などと話した。

三泗地域の国会議員、県議、市議、町議も出席し、ひとりずつ、あいさつしてエールを送った。先の総選挙で落選した岡田克也さんも出席し、「大変大きな力を頂いたのに議席を失ったこと、大変申し訳なく思っています。高市さんは大勝したので国会はやりたい放題。力づくだ。みなさんの生活や権利が失われることも心配される。力を合わせてがんばっていきたい」などとあいさつした。
このあと、スローガン「対話と連帯で築く、平和で笑顔あふれる未来 真の働き方改革で、安心してくらせる社会を!」を採択。「民主主義の発展や恒久平和を希求するメーデーの社会的意義は不変。国際協調が揺らぎ、国歌利益を優先する動きが強まる中で、世界の恒久平和の実現をめざし、平和運動を力強く進める。格差の拡大と貧困層の増加が深刻化し、経済の好循環を実現しなくてはいけない。連帯の力によって、誰一人取り残されることのない社会を築いていこう」などとするメーデー宣言を提案して参加者全員の拍手で確認、最後は、がんばろう三唱で締めくくった。










