飲酒運転の根絶や自転車の安全利用など誓う、四日市で交通安全大会など開く

【交通安全功労者の一人ずつに森市長から表彰状が贈られた=四日市市諏訪町】

 三重県四日市市で4月20日、市の交通安全協議会総会と交通安全大会が開かれた。車の安全対策が進んでこともあって重大な死亡事故こそ減っているが、事故件数全体の数は減っておらず、シートベルトの着用忘れ、飲酒運転など危険な運転もなくなっていない。大会では、「命の尊さを深く認識し、安全で快適な交通社会を確立」するために努力するとの内容で宣言もした。

 会場の市総合会館には、市や市教育委員会、四日市南、北、西の各警察署、各地区の交通安全協会、鉄道やタクシーなどの会社の交通担当者らが出席。まず市交通安全協議会総会が開催され、会長を務める森智広市長が「昨年度は7人が事故で亡くなり、飲酒運転による事故も含まれている。このような事故をなくしていくのが私たちの務めであり、交通ルールを守ることを発信していきたい」などとあいさつした。

交通事故抑止の決意を話す森智広市長。左端は高橋康二・四日市南署長

 四日市南署の高橋康二署長は県内、市の交通事故状況を紹介した。県内では昨年度は59人が交通事故で亡くなり、前年度より13人多かった。ただ、死者100人を超えていたころも過去にはあり、それに比べれば死者の数そのものは減った。しかし、交通事故の総件数をみると年間約5万6000件とほとんど減っておらず、高齢者の犠牲が多い、飲酒による事故もなくなっていないなど、楽観できる状況にはなっていないという。

 総会では、2026年度の事業計画として、四季の交通安全運動を推進するほか、10月から年末にかけて「夕暮れ時、ちょっと早めのライト・オン運動」を展開し、交通事故ゼロを目指す日、三重県飲酒運転ゼロをめざす推進運動の日などを啓発すること、地域のイベントなどで引き続き交通安全を意識してもらう広報活動を進めることなどを決めた。

 総会後の交通安全大会では、長い人では36年間も地域の交通安全を進めるために街頭指導に立ったり啓発活動をつくったりしてきたとして、小西世津子さん、糸川優さん、森孝夫さん、堀内正己さん、有竹幸子さんの5人を交通安全功労者として表彰した(森さんは所用のため欠席)。

 最後に、「交通事故をなくすことは四日市市民すべての心からの願い」として、①子どもと高齢者の交通事故防止②自転車の安全利用の推進③全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底④飲酒運転の根絶、の4つの柱を中心に据えた交通安全宣言を全員の拍手で確認した。

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