青空の下は新茶の季節、親子ら50人余が茶摘みを体験、四日市の茶業振興センター

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【青空が広がる茶園で新茶の葉を摘む参加者たち=四日市市水沢町】

 三重県四日市市水沢町の市茶業振興センターで5月5日、「八十八夜の茶つみ体験2026」があり、親子など50人余が新鮮な茶葉を摘む作業をした。青い空が広がる好天で、陽光に照らされて茶葉の緑も輝き、限られた時間だったが、みんなで約10キロを摘み取った。

 立春から数えて八十八夜のころが新茶を摘むのに適しているとされ、水沢地区では、あちこちで茶摘みの作業が始まっている。この季節ならではのおいしい茶を摘んでもらい、茶どころ四日市についても知ってもらおうと、センターが企画した。今年で3年目になるそうだが、過去2回に比べて参加希望者がぐっと増え、早くに定員超えになったという。

 参加者は、まずはセンターで茶の葉はどこを摘み取るかを勉強した。研修も受けたという水沢小学校3年生の小林志聡さん、山下航平さん、森駈さんの3人が指導担当スタッフとして紹介された。茶園(茶畑)はセンターのすぐ横にあり、1反(約10アール、約300坪)の広さ。昨年、高齢で茶づくりから退く農家から、「まるは茶業」「MARUHA AGRI」などを手掛ける萩村健さんが一役買う形で世話をし、センターの企画などで使えることになったという。

小学生の指導担当から茶葉について説明を聞く参加者

 茶畑に入った参加者は、家族や友達同士で広がって、摘み取った茶葉をバケツに入れていった。作業の合間にスマートフォンで記念写真を撮ったりし、「天気がいいから写真がとってもきれい」という声も飛んでいた。休憩用にセンターが茶を用意し、こちらも人気だった。お土産に持ち帰る茶葉は、天ぷらにして食べることもできるそうだ。

茶葉を摘む参加者
手にするバケツに茶葉を入れていく

 みんなで摘み取った茶葉は、センター備えの工場で製茶した。残念ながら、機械を動かすための必要な分量、約35キロの目標には届かなかったため、萩村さんの協力で茶葉を補った。製茶には4~5時間が必要で、工程での機械の管理などは「レジェンド」と呼ばれるベテラン、辻成義さんが担当した。

製茶の工程について説明を聞く参加者

 センターでは5月30、31の両日、「わたしの新茶・器と出逢う 茶ノ市2026」を開催する。四日市のお茶屋さん、茶農家さんの自慢の新茶や茶を使ったスイーツ、萬古焼の茶器などが展示、販売される。「茶つみ体験」での茶葉のお茶も、ここでふるまわれる予定になっている。

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