あなたの好きな「あおいうつわ」は? 四日市萬古陶磁器コンペ2026の入賞作など展示始まる

, ,
【様々な「あおいうつわ」が並ぶ展示会場=四日市市陶栄町】

 第40回四日市萬古陶磁器コンペ2026の入賞、入選作の展示が5月14日、三重県四日市市陶栄町のばんこの里会館で始まった。今年のテーマは「あおいうつわ」で、選外なしの入賞8点を含む入選作81点が展示されている。展示は17日までで、16、17両日は、四日市ばんこ焼陶器まつりで運行されるシャトルバスが会館にも停まることになっている。

 コンペは、萬古陶磁器振興協同組合連合会の主催。三重県、四日市市、菰野町などが後援している。「萬古焼」の振興を目的に、全国からアイデアに富んだ現代の器(うつわ)を募集している企画で、当初は急須に絞った品評会として始まったそうだが、今では、和洋の皿やティーカップなど幅広い作品が寄せられている。

 今年は県外からの応募の方が多かったといい、70人が参加した。陶芸家の内田鋼一さん(審査員長)、愛知県立芸術大学教授の長井千春さん、ばんこの里会館館長の数馬桂子さんの3人が審査員を務めた。作者によって異なる「あお」の表現を見比べるだけでも楽しい展示会場だ。

 グランプリの「星雲晴想-澄みゆくひととき-」は、せきあかねさん(茨城県常陸太田市)の作品。陶器のコーヒーカップやドリップにある青い模様が存在感を持つ作品で、審査員からは「青の解釈を最大限に拡げ、装飾、絵付け、釉薬などのテクニックを存分に活かし、表現と完成度の高さはグランプリに相応しい」との評を得た。

グランプリの「星雲晴想-澄みゆくひととき-」

 BANKO300th特別賞の「青い磁の筥(はこ)」は須子有紀さん(東京都国分寺市)の作品。「青と黒のコントラストを印象的かつうまく使い、ジャポニズムでモダンなデザインがとても効果的」などの評を得た。

BANKO300th特別賞の「青い磁の筥」

 審査員特別賞の「ふるさと」は、井上絹世さん(四日市市)の作品。歌川広重の浮世絵「東海道五十三次 四日市 三重川」や、大四日市まつりなどで有名な大入道を描き入れた皿で、「観察すると、いたる所に郷土愛を感じる楽しい器に仕上がっている」との評を得た。

審査員特別賞の「ふるさと」

 このほかの入賞は次のみなさん。

 優秀賞 「青瑶彩 結華」浅蔵一華さん(石川県小松市)▽「こぶし文様蓋碗(春のおとずれ)」加藤美穂子さん(愛知県瀬戸市)▽「大鉢『アオの競演』」岸田怜さん(長野市)

 審査員特別賞 「染付煎茶碗」橋本大輔さん(大阪府豊能郡)

 UD40特別賞 「碧の抽出」三輪亮介さん(愛知県常滑市)

こんな投稿もあります。