産後ケア 四日市市・菰野町の制度と施設を徹底解説

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ベッドとベビーベッドとテレビ冷蔵庫の置かれたシェルマームの居室
【産後ケア施設の利用者の居室】



 近年、出産時に、親の高齢化、親のフルタイム勤務などを背景に、産後に里帰りをしない人が増えている。育児を一人で抱え込むワンオペの状況が広がる中、四日市市や菰野町では産後ケア事業が行われ、出産後の大変な時期を支えている。

長期化する産後の不調

 国立成育医療研究センターの調査(2021〜23年)では、産後1か月の母親の約6割が「実家の支援を受けられなかった」と回答した。こうした背景の中で、産後のメンタル不調も長期化している。

 国は2021年に「産後ケア事業」を制度化し、北勢地域でも本格的に運用が進む。四日市市では今年度から利用手続きが簡略化され、6月には新たなケア施設がオープンするなど、利用しやすい環境づくりが進んでいる。

四日市市の産後ケア制度

 四日市市の産後ケアでは、助産師による乳房ケアや授乳指導、育児相談を受けることができる。対象は産後12か月未満の母親と赤ちゃん。料金は国と市が一部を負担し、利用者は訪問型(1200円/90分)、デイケア型(2000円/約6時間)、宿泊型(6000円/1泊2日あたり)で利用できる。住民税非課税世帯と生活保護世帯は自己負担が免除される。訪問型とデイケア型と宿泊型の合算で7日まで利用できる。

 宿泊型は産婦人科併設の施設が運営しており、対象月齢が生後3〜4か月までに限られることが多く、「使いたい時に使えない」という声もあった。

こうした課題に対し、6月に四日市市ときわにオープンした産後ケア施設「Shell Ma’am(シェルマーム)」は、貝沼内科小児科(泊山崎町)が協力関係にある施設で、出産した産婦人科を問わず利用でき、デイケア・宿泊ともに生後1年未満まで対象とする。四日市市で「1年未満まで宿泊型が使える」施設はシェルマームのみで、これまで利用の対象外だった月齢の子を持つ母親も利用できるようになった。

離乳食を与える看護師
離乳食を食べる赤ちゃん

デイケア型なら12か月未満まで対象

 デイケア型は対象月齢が比較的長い。かっさいレディースクリニック(陶栄町)は生後6か月まで、おばたレディースクリニック(川島町)と四日市レディースクリニック(小生町)は12か月未満までが対象。四日市レディースクリニックのデイケア型は未就学の兄姉の同伴も可能で(別途料金要)、上の子を預ける必要がなく利用しやすい。みたき総合病院(生桑町)の産後ケアでは、理学療法士のケアも受けられる。

産後ケアの利用者のマッサージをする理学療法士
みたき総合病院で理学療法士のマッサージを受ける利用者



 市の産後ケア事業の対象ではないが、日帰り入浴施設のゆうゆう会館(智積町)では、助産師が母親の入浴中、子どもを預かり、希望する人は赤ちゃんを入浴させ、育児相談にも乗る「お風呂で産後ケア」という企画も定期的に開かれている。

赤ちゃんをベビーバスで入浴させる助産師
お風呂で産後ケアで赤ちゃんをお風呂に入れる助産師

通算15回使える菰野町の産後ケア

 菰野町では訪問・デイケア・宿泊の通算で15回まで利用できる。宿泊型の施設は町内にないが、近隣市町の施設を利用できる。訪問とデイケアは5回目までは申請不要で、6回目以降や宿泊利用時に申請が必要となる。退院後すぐに宿泊型を希望する場合は、出生届の提出時に申請できる。

四日市市の詳細は市公式サイト「産後ケア事業 | 四日市市役所」で、菰野町は「産後ケア事業について – 菰野町公式ウェブサイト(子ども家庭課)」で確認できる。で確認できる。

 また、YOUよっかいち姉妹サイト「MinaSukiよっかいち」の四日市|非日常的な空間でゆっくり子育て 産後ケア施設「シェルマーム」はママの頼もしい味方(https://yokkaichi.city/2026/06/09/5921/)では、新施設シェルマームの居室などを詳しく紹介している。

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