水場やトイレは最低限、電源もない野営スタイルでキャンプが楽しめる「俺たちのキャンプ場」(三重県四日市市水沢)。自由度の高い環境が特徴で、若い世代からベテランまで、それぞれのスタイルで過ごす姿が見られる。
近年のキャンプブームは落ち着き、電源や設備が整った高規格キャンプ場はやや下火になりつつある。一方で、ブームをきっかけにキャンプを始めた人たちが、装備を最小限にしたソロキャンプや野営へと関心を広げているという。
俺たちのキャンプ場には区画がなく、ゆとりのあるスペースに自由にテントを張れる。地面には砕いた瓦が敷かれ、自然への負荷が少なく、山火事のリスクも抑えられている。
ペットと一緒にキャンプが楽しめる

ペットも同伴可能で、家族の一員としてキャンプに連れて来ることができる。
薪は無料で利用でき、テント前で火を起こして調理したり、揺れる炎を眺めながら過ごす利用者も多い。

「軍幕」がテーマのコンセプトキャンプを開催
6月6日には、テーマに沿った体験を楽しむ「コンセプトキャンプ」が開かれ、この日のテーマは「軍幕」だった。
軍幕とは、軍隊が野営で使っていた布製テント(パップテント)を使う無骨なキャンプスタイルだ。国際的な軍幕愛好グループ「国際軍幕聯合」のメンバーが参加し、アメリカやスイス、ハンガリーなど各国の軍幕が並んだ。
枝を支柱にしたり、複数の軍幕を組み合わせたりと、“自分だけの秘密基地”を作り込む姿が見られた。

この日は自衛隊員も訪れ、野営風キャンプのアドバイスや、自衛隊のPR活動をしていた。野営愛好家は、プロのアドバイスや自衛隊の活動についても耳を傾けていた。

キャンプ飯もコンビニ弁当でも楽しめる
大阪から来た人は「スーパーやコンビニも遠くなく、高速道路のインターからも近い。キャンプ飯でもコンビニ弁当でも自由に楽しめる」と話した。
名古屋から訪れ、愛犬と過ごしながら料理を楽しんでいた夫婦は「春に来た時はタケノコを取って直火で焼いて食べた。鮮度がいいのでアクもなく美味しかった」と笑顔を見せた。

「敢えて不便を楽しむ」という利用者もいる。寒い時は焚火で暖を取り、暑い時はテントの張り方を工夫して日差しを避ける。快適性が上がるほど達成感があるという。

職場の仲間と訪れたグループは子ども連れで、普段できない焚火や薪割りを体験していた。「気候のいいこの時期は、テントを開けて星空を見ながら寝るのが最高」と話した。

野営スタイルの環境を生かし、利用者が思い思いの過ごし方をしている様子がうかがえた俺たちのキャンプ場。公式インスタグラム(https://www.instagram.com/oretachino_camp/#)で情報を発信している。









