三重県四日市市は8月20日、8月定例月議会に上程する議案を発表した。今年度一般会計補正予算案など議案30件と報告2件で、一般会計では道路、中央通り再編などに対する国の補助内示が当初の見通しを下回ったことなどにより17億円余の減額となった。市制130周年記念事業の増額経費なども盛り込んだ。議会は8月27日から始まる。
国の補助内示額に合わせた事業費の減額補正は、中央通り再編、国、県道などとの広域道路ネットワークを形成する道路整備(小杉新町2号線、泊小古曽線)、長寿命化や耐震対策を進める橋梁メンテナンス(日永跨線橋ほか11橋、橋梁定期点検)、安全な通行や円滑な移動を支える道路空間整備(富田富田一色線、大矢知富田1号線、釆女9号線ほか1線)、ため池の耐震化や監視管理の強化(北地神池・南地神池事業計画策定、監視カメラ設置業務)、準用河川改修(朝明新川、源の堀川)など多岐にわたっている。
市の看板事業にもなっている中央通り再編についても、減額補正額は都市再生協議会の負担金を合わせ17億2769万円余となって、円弧デッキ工事の一部、道路工事などの一部、中央通り公園の工事の一部に変更が必要になったという。市は、減額補正した事業については、翌年度の国庫補助を見据え、国への要望活動を継続していく考えだという。
このほかでは、市制施行130周年記念事業について、タペストリーやのぼり旗などの広報品や、クリアファイルなどの記念品を制作する費用、市民企画イベント補助金の交付申請に対する審査会や中央緑地イベントの企画事業者を選定する審査会を開催する費用などを計上している。
生活保護費では、2013(平成25)年の生活扶助基準引き下げが違法とされた2025(令和7)年6月の最高裁判決を踏まえ、厚生労働省の指示による生活保護費の追加支給を行う。
下水道事業会計の公共下水道事業では、新阿瀬知ポンプ場の整備について期間短縮、事業費縮減を検討した結果、2043(令和25)年までかかる見通しだった工事を2040(令和22)年までに3年短縮し、事業費も当初見込みの435億円から14億円減らすことが可能となったといい、基本設計を見直すという。この事業は昨年の記録的な豪雨で市街地に内水氾濫などが起きたことを受け、市街地の水害対策を進めるため、事業進捗を早める方針が示されていた。
今議会では2025年度決算案の審議が行われるほか、宮妻峡エリア再整備事業、市地場産業振興センター空調設備ほか更新工事、諏訪公園整備工事、鵜の森公園整備工事、川島小学校法面整備工事、朝明中学校防球ネット改修工事についての工事請負契約締結案なども審議される。最終日には市議会議員定数条例の改正(定数削減)についての追加上程などが予定されている。















