「東京で、四日市に出会う」をコンセプトに、三重県四日市市の魅力を発信するイベント「四日市ガストロノミー」が10月23、24の両日、東京都中央区日本橋室町のアンテナショップ「三重テラス」で開催される。会場では、四日市の食材を使った料理や、伝統の萬古焼、地元で造られる多彩なお酒などを通じて、同市を五感で「味わう・触れる・知る」ことができる。
四日市ガストロノミー推進協議会が主催し、地元の6事業者とサポーターらが参加する。料理を通じて、地域の風土や歴史、文化、造り手の思いに触れることができる企画だ。
「自分たちから会いに行こう」
企画の背景には、昨年の観光ツアーでの経験があった。協議会のメンバーらが企画した「四日市の食と文化を巡るツアー」では、参加申し込みがゼロに終わった。「Restaurant タナカ」のオーナーシェフで協議会メンバーの田中弓普(ゆみひろ)さんは、県外から参加者を集める難しさを実感したという。
かつて東京で働いていた際、出身地を話すと「ぜんそくの町だね」と冗談交じりに言われることも多かったという。地元の魅力が県外に十分伝わっていない現状を感じていた。
「でも四日市には、豊かな自然が育む食材や萬古焼、地元で造られる多彩なお酒など、食文化やものづくりがある。どうすればその良さを知ってもらえるか。」メンバーと考えた末に出した答えが、「自分たちから県外へ会いに行こう」という決意だった。

開催に向けて田中さんも東京の街頭でチラシを配ったが、当初はほとんど受け取ってもらえない厳しさも経験したという。その後、三重テラスのスタッフや現地でつながった人々の協力で配布先が広がった。ほかのメンバーもそれぞれ周知に取り組んでいる。

「集客への不安もあるものの、身内だけで席を埋めるイベントにはしたくない。まだ四日市を知らない人にこそ来てもらいたい」と田中さんは話す。
今回の活動は、四日市の魅力を県外に発信し、三重県を訪れる新たな選択肢として提案する取り組みだ。今後は食や地域文化に関わる同じ思いを持つ仲間を増やし、まずは四日市で活動の輪を広げ、北勢地域とも連携しながら、将来的には三重県各地のガストロノミー活動との連携を目指す。
「誰か一人が主役ではなく、地域のみんなと一緒に地元を盛り上げたい。東京近郊の知人や友人にも、ぜひ今回のイベントを紹介してもらえたらうれしい」と田中さんは呼びかける。
器・お酒・食の融合を体感
イベントでは、四日市の食材を主役にした2日間限定のスペシャルランチとディナーを提供。萬古焼の器とともに、料理やお酒を楽しめる。



このほか、土鍋を使った特製プリン作りや、急須を使った四日市「水沢かぶせ茶」のおいしい淹れ方を学べるワークショップ、地酒6種類とおつまみを気軽に楽しめるテイスティングなども実施する。
2日間のスケジュールや申し込み方法など、詳細はイベント専用サイトで確認できる。
四日市ガストロノミー in 三重テラス | 三重が好きになる。 もっと好きになる。| 三重テラス
イベント概要
・日時: 2026年10月23日(金)・24日(土)
・場所: 東京・日本橋 「三重テラス」
・内容: 限定コース(料理・萬古焼・地酒・クラフトビールのペアリング)、土鍋プリン&お茶淹れ体験、地酒飲み比べなど
・お問い合わせ: Restaurant タナカ(TEL:090-1785-2551)















