伊賀・名張で男女7人が感染 県内40人を確認 1人死亡

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 三重県は1月23日、10歳未満から90代までの男女40人が新型コロナウイルスに感染し、入院中の90代男性が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ1976人となり、死者は28人目となった

 発表によると、鈴鹿中央総合病院(鈴鹿市安塚町)で発生した県内33例目のクラスターでは、亀山市の男性1人と鈴鹿市の男女3人が新たに感染。検査対象者269人のうち、陽性41人、陰性218人となった。県は、未検査の入院患者10人の検査を進める。 

 伊賀市の男女6人のうち、20代から60代の男女3人は、20日に陽性が判明した40代女性が勤務するアルバイト先の2人の従業員と利用客。従業員はそれぞれ16日と20日まで出勤しており、21日に濃厚接触者として検体採取をしたところ陽性が判明した。

 同市の企業で発生した県内31例目のクラスターでは、新たに40代女性が感染。15日の検査では陰性が判明しており、再検査で陽性となった。

 同市では他に、30代会社員女性と60代アルバイト従業員の男性が感染。女性は県外への外出や県外の人との接触歴はなく、男性は9日に陽性が判明した30代男性の同居家族だった。

 名張市の80代男性は、13日に陽性となった40代女性が勤務する介護施設を利用するなどしていた。また、同市では東京都の発表事例として40代会社員男性の感染も確認されている。

 この日は他に、津市と鈴鹿市で6人、四日市市、伊勢市で3人、桑名市、菰野町、松阪市で2人、志摩市、いなべ市、玉城町、鳥羽市、明和町で1人ずつ感染が確認された。津市の10歳未満の未就学男児は22日から39度台の発熱があり、20日から22日まで登園。濃厚接触者として同居家族ら8人と接触者の園関係者ら89人の検査を進める。