三重県四日市市で栽培されるかぶせ茶が、第78回関西茶品評会で産地賞の第1位に選ばれ、そのおいしさを実感してもらおうと11月3日、イオンタウン四日市泊に試飲を楽しめるイベントコーナーが設けられた。とろりとした旨味と甘味が引き立つといわれる水出しで提供され、大人だけでなく子どもたちにも喜ばれていた。
市の主催で、ブースには8月に開かれた品評会で特別賞の農林水産大臣賞を受賞した萩村製茶の萩村和樹さん、農林水産省農産局長賞を受賞した萩村浩史さんの茶が展示され、試飲用のかぶせ茶も萩村製茶から提供された。浩史さん自らもブースに入り、水出し茶の味の加減などに気を配った。
浩史さんや市によると、産地賞の第1位を獲得するのは並大抵の苦労ではないといい、浩史さんは「今回のために3年前から準備を重ねて、収穫作業なども多くのみなさんに協力してもらって実現しました」と話した。関西茶は岐阜、愛知、滋賀、京都、奈良、三重の6府県で競うが、力のある京都をしのぐのは大変で、それだけに、今回の1位はうれしいできごとになったという。

市の資料などによると、かぶせ茶は、摘採前7日から10日間前後、寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる日光を遮る黒い布などをかぶせてつくる。これにより、苦味や渋味成分のカテキンが増えるのを抑え、旨味成分のテアニン(アミノ酸のひとつ)がたっぷり残り、おいしさが増すという。
今年は第78回関西茶業振興大会三重県大会が多気町のBANKYO文化会館(多気町民文化会館)で11月14日に開催され、関西6府県の茶業関係者が集う。褒章授与式などもここで行われるという。同日は商業リゾート施設VISON内の「VISON DOME」(多気町)で、三重県産の茶を広く知ってもらうため、淹れ方教室、手もみ実演、伊勢茶販売などがあるイベント「伊勢茶まつり」も開催される。















