四日市吹奏楽団が第45回定期演奏会 テーマは「Time」 過去・現在・未来を音でつなぐ

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四日市吹奏楽団の団員たちが楽器を手に、第45回定期演奏会へ向け笑顔を見せる様子
【第45回定期演奏会を前に、楽器を手に笑顔を見せる団員ら】

 三重県四日市市を拠点に活動する四日市吹奏楽団が、6月14日(日)午後2時から鈴鹿市神戸のイスのサンケイホール鈴鹿(鈴鹿市民会館)で、第45回定期演奏会を開く。今回のテーマは「Time(タイム)」。過去に演奏してきた楽曲、現在届けたい音楽、未来へつないでいきたい思いを盛り込んだ節目のステージとなる。



結成48年、地域に根差す市民楽団

 1978年6月に結成した同楽団は、学生から社会人まで幅広い世代の団員が所属し、地域に根差した市民楽団として活動を続けてきた。定期演奏会のほか、地域イベントや依頼演奏などにも取り組み、四日市周辺で親しまれている。

第45回定期演奏会を開催する四日市吹奏楽団の集合写真
四日市吹奏楽団集合写真=同楽団提供

「Time」テーマに3部構成

 演奏会は3部構成。第1部と第2部は、愛知県を中心に東海地方のアマチュア吹奏楽団の指揮や学生指導を務める金原陵太さんが指揮し、クラシックステージを披露する。第3部では、同楽団コンサートマスターの古市政典さんの指揮で、「ディズニーメドレー」や「スーパーマリオブラザーズメドレー」など親しみやすいポップス曲を演奏する。

 テーマ「Time」にちなみ、過去を振り返る楽曲として披露するのが、「タンタン~太陽の神殿」。同楽団が定期演奏会やコンクールでもたびたび演奏してきた曲で、約14分にわたり壮大な物語世界を描き出す。団長の面高亜衣さんは「吹奏楽ならではの厚みのあるサウンドが魅力で、演奏していて気持ちが高まる曲」と話す。

 また、第1回定期演奏会で演奏した「踊りあかそう」(ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より)も再演。結成当時から在籍するクラリネット奏者・太田典子さんにとっても特別な1曲だという。

第45回定期演奏会へ向け、合奏練習に励む四日市吹奏楽団・木管セクションの団員たち
真剣な表情で合奏練習に打ち込む木管セクションの団員ら

四日市出身サックス奏者が客演

 一方、「現在、そして未来へつないでいきたい曲」として挙げられたのが、アメリカの作曲家クレストンによる「サクソフォン協奏曲」。華やかなソロと躍動感ある演奏が特徴の作品で、客演奏者として四日市市出身のサクソフォン奏者・大森義基さんを迎える2部のステージで披露する。

 大森さんは同楽団出身で、第5回定期演奏会の頃に団員として活動していたといい、面高さんは「大森さんとのアンサンブルが今回の大きな見どころ。この春に吹奏楽部へ入った中高生や、サクソフォンを始めたばかりの人にもぜひ聴いてほしい」と話す。

 練習では、大森さんとの共演に気持ちが高まり、団員が思わず力強く演奏しすぎてしまう場面もあるという。面高さんは「ソロを引き立てる音量のバランスやメリハリの大切さを改めて感じている。本番までに素敵なアンサンブルに仕上げたい」と意気込む。

 大森さんも「音量や音色のバランスを意識し、それぞれの役割を大切にすることで、音に優しさや輝きが生まれる。一つひとつの音に喜びがあふれるような演奏にしたい」と話している。

サクソフォンを手にポーズを取るサクソフォン奏者の大森義基さん
同演奏会で客演するサクソフォン奏者の大森義基さん=同楽団提供

コロナ禍を経て迎える45回

 同楽団は結成以来、毎年定期演奏会を開いてきたが、コロナ禍で2020年と2021年は中止を余儀なくされ、2023年は規模を縮小して開催。本来であれば2024年が45回目にあたる予定だった。

 「以前は定期演奏会を開催できることを当たり前のように感じていたが、今は開催できること自体が幸せだと感じる。コロナ禍後に戻ってきてくれた団員や新しく入団した仲間もいる。デジタル音楽が主流の時代だからこそ、生の音楽の響きを感じてもらえたら」と面高さん。

第45回定期演奏会へ向け、合奏練習を重ねる四日市吹奏楽団の団員たち
合奏練習に励む四日市吹奏楽団の団員ら

 開場は午後1時半。入場料は一般1000円、学生700円、小学生以下無料。全席自由。チケットはイスのサンケイホール鈴鹿、第一楽器四日市店、カヨーインフォメーションなどで取り扱っている。

 問い合わせは同楽団ホームページ(https://ysb-shisui.sakura.ne.jp/index/)、または℡で同楽団事務局 08034872871へ。

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