三重県四日市市は6月17日の市議会一般質問の答弁で、JR四日市駅前の新大学と、これまで新大学と一体的に整備するとしてきた港方面への自由通路について、整備を分離して行うと明らかにした。JR貨物、JR東海との話し合いの中で、自由通路の高さや位置などが鉄道事業に影響しないとは言い切れずに合意が得られていないという。2032年の大学開設に影響が出ないよう、市はそれぞれを独立させることにしたという。
辻裕登さん(新風創志会)が、自由通路設置構想の進捗状況を確認する質問をし、答弁の中で市側が説明した。市はこれまで、大学の建物をつくるのに合わせて自由通路を港側へ開通させることをめざしてきており、その場合、JRは橋上駅となるとみられてきた。しかし、自由通路をどの位置で、どの高さで通すかについての一致点を見出せていないという。
JRの現在の駅舎は新大学整備に合わせて取り壊される予定で、これらの中で生まれる廃線敷の広さを活用して新駅を設けることが検討されているという。市側としては一体で整備したいとの思いがあったが、すでに大学開設が当初より後ろにずれた経緯があるため、これ以上遅らせられないとの判断もあったとみられる。
JR四日市駅から港方面に向かう自由通路は、国道23号を挟んで東側の南納屋公園付近に着地する構想で、南納屋自治会など地元からも期待が寄せられている。辻さんの質問の答弁では、駅と公園付近のそれぞれの昇降口だけでなく、自由通路の中間部分にも昇降口を設置していきたいとの説明もあった。









