三重県の四日市市議会は9月8日、引き続き一般質問をし、市民目線の会の水谷一未さん、小林博次さん、田中徹さんと、無会派(日本共産党)の太田紀子さん、村上暁さんの計5人が質問に立った。公明党の森智子さんも質問する予定だったが、この日の大雨で、リスクが高まっているとして本会議を急きょ散会した。森さんの質問は同9日に行われる。
ペットのその後、事前に予測できる手立てを
水谷さんは、単身の高齢者にとってペットは家族同様で、自分がいなくなったあとのことへの心配も大きいとして、終活支援窓口にそのような相談が寄せられていないかと質問した。市は数件の相談があったとし、これらを含め、きめ細かく相談にあたっていきたいと答えた。
水谷さんは、相談が多くないのは「こんなことまで言っていいだろうか」という遠慮の表れだとし、事前にペットの悩みを把握できれば、いざという場合に慌てないで済むとして、家庭を訪問する時に用いている「生活チェックシート」に記載項目を設けてはどうかと提案した。市側は、今の様式でも状況によって必要なことは記入していると回答したが、関係者との話によっては見直しもすると答弁した。
不登校や引きこもりの対策
小林さんは、不登校の件数は増えているが、学校内に居場所を設ける「校内ふれあい教室」は、学校に出てこられる子どもが増えるなど評判もよいとし、現在のモデル3校から広げることを求めた。一方、三重県でも約2万人とされる引きこもりについては、担当する福祉部局がほかの仕事で手いっぱいになっており、民間団体からも希望が出ているセンターを設置し、民間の活動によって解決を図る方が良いのではないかと質問した。市側は、センターの設置については慎重だったが、「民間の各方面にご協力いただき、われわれと一緒にやっていけばよいと考えている」などと答弁した。
避難所のあり方、災害時のトイレ
田中さんは、「自治会に入って地域とつながることは、自分と家族を守る防災でもある」として、自治会加入が災害時に身を守る意味で効果的なことを広く認識してもらうべきだと市に求めた。避難所については、プライバシーに配慮したテント型パーテーションを追加して整備し、安心して生活できる避難所の空間づくりが必要だと市に求めた。
また、避難所に来た人が、耳が聞こえないなど自身のことを周囲に知ってもらえるよう、バンダナなどを身に着けられるようにすることも提案した、災害時に活躍が望める貯留式マンホールトイレや通常のマンホールトイレなどについては、災害時にだれでも使えるように運用マニュアルを整備すべきだと求めた。
熱中症対策なぜできない、生理をみんなで考える
太田さんは、子どもたちを熱中症から守るため、学校の運動場にミストシャワーを設け、登下校時の暑さをやわらげるランドセル用の冷却パットやクールタオルを配布し、タオルなどを冷やす冷凍庫を全校に配置し、冷たい水を水筒に入れられるようウォータークーラーを設置するといった数々の施策を挙げ、実施できないかと質問した。
市側は趣旨にはおおむね賛同しつつも、ウォータークーラーを置けば使える子と使えない子が出てくる課題も生じるなどとして、どれも一律で実施することは考えていないと答えた。太田さんは名古屋市がウォータークーラー設置に前向きなことを紹介し、「名古屋の子はいいなと思う。ぜひ、子どもの立場になって検討してほしい」と求めた。
村上さんは生理用品を学校のトイレに置くほか、市の施設にも置いて、とっさの場合に女性に使ってもらう施策が全国で広がっていると紹介、四日市市でもどうかと質問した。
市側は、市も一部の施設に置いていることや、他市での公共施設での実施例について、肯定的に受け入れられ、一定のニーズがあることを表しているとした。一方で、四日市で設置を拡大する場合、どこで、だれが管理するかなど、いくつかの課題の解決が必要だとして、総合的に検討していきたいと答弁した。
村上さんは平和教育の重要性も取り上げた。学校内での様々な学習のほか、広島など各地にある優れた平和に関する施設の見学などを通して、子どもたちが平和を大切にする気持ちを培う教育を続けてほしいと求めた。















