500万円の高額な解約の求めに不自然さを感じ、特殊詐欺の被害を防いだとして、三重県警四日市南署は10月19日、百五銀行楠支店副長の白木さやかさん(41)と主任の辻本莊一郎さん(41)の2人に感謝状を贈った。
贈呈式がこの日、南署であり、髙橋康二署長が2人に感謝状を手渡した。高橋署長は水際阻止をしてくれた2人にあらためてお礼を述べた。贈呈式には楠支店長の中村隆人さん(55)も同行した。
署や2人の話では、8月24日午後3時前ごろ、80歳代の男性が定額預金の解約を窓口で申し出た。窓口の担当者は、解約の金額が500万円とまとまった額だったため、辻本さんに相談。辻本さんは理由を尋ねたが、男性は「長男から電話があり、お金がいると言っている」などと答えるのみだった。
辻本さんが男性の長男の携帯電話番号に試しにかけてみたところ、呼び出し音が鳴っているのに、当の男性は長男を騙る何者かと話し中で、白木さんと「詐欺に間違いない」と判断、白木さんが警察に通報するなどした。
警察官が来てしばらくして、男性は長男と電話がつながり、詐欺だと納得してくれたという。「携帯電話が故障した」などと言って、声が違うのに家族を装う、昔らの詐欺手口のようだったという。
辻本さんは「何にお金を使うのかと質問するのは、私たちもなかなか難しいのですが、心がけてはいました。これからも続けたいと思いました」と話した。支店長の中村さんは「お客様の大切な財産を守ることができてよかった。何かおかしいとか、どうしたらいいか分からないと思われた時は、遠慮なく店の者に相談してください」と話していた。

















