津など3市町で計6人陽性 県内11人 新型コロナ

2025

 三重県は12月24日、津、伊賀、東員の県内3市町で計6人の新型コロナウイルス陽性が確認されたと発表した。同日の県内の感染者は四日市市発表分(5人)を含め11人で、延べ1187人となった。

 県などによると、津市の三重大学では、21日に陽性が判明した20代男子学生の接触者・濃厚接触者だった20代の男子学生と女子学生各1人の陽性を確認。同大学では19日以降、津市、鈴鹿市在住の学生計7人が陽性となっているが、感染者が複数の学部に及んでいることなどから、クラスター(感染者集団)とは認定されていない。

 伊賀市では、クラスターが確認された病院の20代男性職員と、同じくクラスターが発生した介護施設に入所する90代男性の2人。病院職員の男性は、クラスター発生を受けて8日と19日に受けた検査では陰性だったものの、22日夜に発熱などの症状が出始め、現在も38度台の発熱やせき、全身倦怠感などの症状があるという。同市の介護施設で陽性が確認された入所者の男性は、クラスター発生に伴い13日と15日に受けた検査では陰性だったが、20日に発症し、現在も38度台の発熱が継続。接触者はいないとみられる。

 東員町では、クラスターが発生した東員病院で、新たに入院中の80代男性2人が陽性に。8日に受けた検査ではいずれも陰性だったが、21日なって発熱の症状が出たため、再度検査を受けていた。