四日市市過去最多の22人が感染 工場のクラスター拡大

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 四日市市は4月10日、市内の10歳未満から70歳までの男女22人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。クラスター(感染者集団)が発生したキオクシア四日市工場(山之一色町)では新たに15人の感染が判明。6日以降の同工場での感染者は29人となった。市内の1日の感染者数としては過去最多で、昨年10月1日、1月8日の10人から2倍以上になった。県内の感染者は延べ2963人。

 発表によると、この日確認された同工場の感染者は20代から50代の男性。2日から8日にかけて発症、10人は38.3度から37度の発熱や咽頭痛、頭痛などの症状があり、5人は無症状。これまでに347人のPCR検査を実施し、残り3人が検査待ちとなっている。

 この他、10歳未満の男子小学生と30代の男女の家族が8日に確認された陽性者の濃厚接触者として検査の結果、陽性。20代のアルバイト男性、派遣社員女性、30代の会社員男性3人の計5人は、7日に確認された陽性者の濃厚接触者として検査を受け感染が判明した。20代の大学生女性は5日に発熱や頭痛が出現し9日に感染を確認。70代の男性会社員は4日に全身倦怠感、悪寒が出現、8日に感染が分かった。濃厚接触者は家族5人。

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