古布細工や人形作りを楽しむ 「ポジティブバーバ」が作品展 

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【それぞれの作品を手にするメンバー】

 「今日を元気に」をモットーに名付けたグループ名は「ポジティブバーバ」。古布細工や球体関節人形作りを楽しむ4人の女性が、4月19日(金)から21日(日)まで、四日市市楠歴史民俗資料館(四日市市楠町本郷)で作品展を開く。入場無料。 

 4人は内部地区に住む森田富子さん(71)と坪根美和子さん(75)、富洲原地区に住む栁川廸子さん(79)と福本多美子さん(72)。人形や古布が好きで、工芸や手芸などを楽しんでいる。

 栁川さんは趣味のひとつが人形のコレクションで、自宅をまちかど博物館「ミュージアム&カフェ華明里庵」として公開、人形を展示。椿の花に魅了され、自宅にある150種の椿の花を、分解して型紙に起こし、古布で椿を再現している。

 柳川さんは好きな人形作家との縁で、森田さんに出会った。森田さんは関節部が球体で形成されて、自由なポーズを取れる球体関節人形作りに取り組み、全国各地の作品展に出展。7年前には、四日市でもロケがあり、斉藤由貴さんが球体関節人形教室の生徒役を演じたNHKのドラマに出演したこともある。 

今日を元気に

 森田さんに人形作りを70歳から習い始めたのが坪根さん。粘土をこね時間をかけて人形を作る。愛着のある古布を使った手作りの衣装を着せ、楽しんでいる。ジムで泳ぎ体力作りを楽しむアクティブな一面もある。

 栁川さんと家族ぐるみの付き合いがある福本さんは手先が器用で、布を愛で、吊るし雛やウサギの人形などを制作。布から生まれる物に囲まれることに幸せを感じ、「その幸せを見てくれる人にお裾分けしたい」と話した。

 4人は「年齢的に来年同じことができるか分からない。今日を元気に、ポジティブに生きていきたい」と語った。作品展の問い合わせは同館TEL059-398-3636まで。