三重県の四日市市議会は6月19日、常任委員会での審議が始まり、関係分野の予算や請願などについて審議した。それぞれの所管に関する報告もあり、5月に業務を停止したYMCA在宅介護サービスセンターの影響や市立図書館の空調設備の故障についても市側から説明があった。
違約金含む約750万円の返還を求める
教育民生常任委員会では、海蔵地区のYMCA在宅介護サービスセンターの業務停止以降の状況が報告された。市へは、突然の解雇を通告された職員らからは情報が入ったものの、法人からの正式な報告は今もないという。
今年度前期の業務の委託料約700万円はすでに支払われており、違約金を含む約750万円の返還申し入れを代理人に対して行ったが、直接の返答などは得られていない。センターのすべての利用者の他施設への引継ぎなどは、市が後方支援をしながら、ほぼ落ち着いたという。市は経営破綻の原因について完全には把握できておらず、引き続き情報把握が必要としている。
図書館の空調、まずはレンタルの個別冷房装置で
四日市市立図書館の空調故障の報告は、ほぼ6月15日の一般質問の答弁とほぼ同じだが、冷風扇はさらに3台増やして26台にし、当面、夏を乗り越えるため、個別冷房機器のレンタル設置を至急行いたいと説明した。約1300~1400万円ほどの費用がかかる見込みという。
これと並行して、冷房の復旧方法を検討中だが、全館を冷やすための心臓ともいえる冷温水発生装置が故障しており、修理するとなると、高額な費用と長い修理期間が必要になりそうだという。委員会でのやりとりの中では「場合によっては半年」という言葉もあり、委員の中には「トータルコストからみて、古い機械を何度も直すより、新しいものに取り換えた方がよい」とする意見もあった。
がん検診の市民への発送文章で、自己負担額の間違いがあったとの報告とおわびもあった。現地でおわび対応をし、正しい文章を送付するなど、対応しているという。
「学生将棋のまち」めざす請願は採択すべきと決める
産業生活常任委員会では、一般社団法人日本アマチュア将棋連盟が提出した請願「四日市の文化、経済、まちづくりの発展のため学生将棋のまち四日市としてのシティプロモーションを求めること」について審議した。
連盟の野山知敬代表理事が請願の趣旨を説明し、毎年、「学生王座戦」を四日市で開いており、全国127の大学から選抜された10大学が5日間四日市に泊りがけで集っており、33年も続いている状況を紹介した。
委員からは、大会が四日市でこれほど長く続いていることに感謝する声や、四日市市のシティプロモーションにもなるとの賛同意見が出て、この請願は採択されるべきものとした。









