三重県四日市市ゆかりのヴァイオリニスト、花井悠希さんが音楽家を招いて開く「花井悠希のミュージックカフェ」の第6回公演が11月8日(日)、四日市市文化会館(同市安島)第2ホールで開かれる。今回は、10月1日(木)に再開場する四日市文化会館で、花井さんもメンバーとして活動する「1966カルテット」が出演。ビートルズを中心に、時代を超えて親しまれている洋楽ロックの名曲をクラシックアレンジで披露する。
1966カルテットは、花井さんのほか、松浦理沙さん(ヴァイオリン)、伊藤利英子さん(チェロ)、増田みのりさん(ピアノ)の4人で構成する。グループ名は、ビートルズが初来日し、日本武道館で公演を行った1966年に由来する。今年はビートルズの来日から60年の節目に当たり、今回の公演でもビートルズの楽曲を中心とした特別なステージを予定している。
花井さんは中学・高校時代を四日市市で過ごし、2016年から同市の観光大使を務めている。「ミュージックカフェ」は、花井さんが「市民に紹介したい」と考える音楽家をゲストに迎え、演奏とトークを楽しんでもらうコンサートとして2024年にスタートした。
音楽をより身近に感じてもらいたいという思いから、コンサート名には「ミュージックカフェ」と名付けた。花井さん自身が進行役を務め、ゲストとの会話を交えながら、普段のヴァイオリンのコンサートとはひと味違った雰囲気で音楽を届けている。

2人の出会いのきっかけはファッション!?
6月7日にあさけプラザで開かれた第5回公演では、シンガーソングライターで、映画やドラマ、アニメなどの劇伴音楽も手掛けるコトリンゴさんをゲストに迎えた。コトリンゴさんは、2016年公開のアニメーション映画「この世界の片隅に」の音楽を担当し、日本アカデミー賞優秀音楽賞、毎日映画コンクール音楽賞を受賞している。
花井さんとコトリンゴさんが知り合ったきっかけは、意外にもファッションだった。花井さんがデザイナーとして手掛けるブランド「PARNOMO」の展示会にコトリンゴさんが訪れたことをきっかけに交流が始まり、コロナ禍にはコトリンゴさんが配信コンサートで同ブランドの衣装を着用したという。
花井さんは「コロナ禍で日の目を見られなかったかもしれない洋服を、コトリンゴさんが着てくださったおかげで輝かせてくれた」と振り返る。

ミュージックカフェを通して伝えたい花井さんの思い
第5回公演では、コトリンゴさんが特別にアレンジしたビートルズの「Hello, Goodbye」で幕を開け、「恋の定義」や「悲しくてやりきれない」など10曲を披露。花井さんのヴァイオリンとコトリンゴさんの歌声、ピアノが重なり、息の合ったアンサンブルを聴かせた。
コトリンゴさんにとって四日市での公演は初めてだった。花井さんは公演に合わせて、市民に親しまれている「おにぎりの桃太郎」のおにぎりや市内の飲食店、スイーツなどを紹介。コンサートだけでなく、四日市の街そのものを知ってもらおうと交流を深めた。
こうした取り組みの背景には、四日市で過ごした花井さんならではの思いがある。これまで四日市を訪れたことのないアーティストにも街の魅力を知ってもらい、音楽をきっかけに地域との新たなつながりを生み出したいという。
改めて、花井さんに四日市の魅力を伺うと、「海も山も近く、名古屋や関西方面へのアクセスが良いところ。私が大好きな、なが餅をはじめ、美味しい食べ物が多いのも魅力。」と話した。
第6回公演について、花井さんは「ぜひアンサンブルの息遣いを感じてほしい。こだわりの音響と素晴らしいスタッフでお客さまをお迎えするので、音楽に身を委ねながら楽しんでいただきたい」と話している。
公演は午後2時開演、午後1時30分開場。全席自由で、入場料は一般2000円、高校生以下1000円。チケットは四日市市文化会館、三浜文化会館の窓口、よんぶんネット(https://yonbun.com/ticket-purchase/)で販売している。公演詳細はホームページ(https://yonbun.com/event/5087/)へ。
問い合わせは四日市市文化会館(059・354・4501)まで。















