三重県四日市市が計画している「こどもみらいクーポン」について、市は事業の概要を発表した。本格スタートは10月からだが、8月におためし体験を実施する。バンテリンドームナゴヤでのバックヤードツアーやミニ実況体験を抽選で用意するという。
森智広市長が定例記者会見で説明した。8月のおためし体験は学習用タブレット端末を利用することもあり、市立小中学校の子どもたちが対象だが、本格スタートの10月からは私立などを含む市内在住、在学のすべての小中学生が参加できるようになる。
システムとしては、ポイントをため、ためたポイントをクーポンと交換して文化芸術やスポーツなどのプログラムに参加する。ポイントをためる方法は3種類で、①市などが用意する「体験プログラム」のスポーツ教室や催事への参加、そらんぽ四日市の常設展見学やプラネタリウム観賞などで獲得②四日市市の施設などの「Yスポット」(三浜文化会館、泗翠庵、くるべ古代歴史観、相好アリーナ四日市、四日市ドームなど)を訪れて、施設内の二次元コードを読み取って獲得③体験スポットやYスポットに行けなくても、こどもみらいクーポンの専用サイトを立ち上げると、5日ログインするごとにポイントを獲得、となっている。
ためたポイントをクーポンに交換してクーポンプログラムに参加でき、オーケストラなどの芸術鑑賞、文化会館第1ホールでのスタインウェイのピアノ演奏体験、プロスポーツ選手やアーティストから直接レッスンを受けるなどの交流に参加、といった経験ができるという。
市は、子どもたちが1年でためられるのが約2000ポイントと見込み、その半分の1000ポイントで一番いい内容のプログラムに参加できるように考えているとしている。

こどもみらいクーポンは、森市長の選挙での公約の柱のひとつだった。「市の調査などで、芸術やスポーツに触れる時間が家庭の所得によって差があることが分かった。この格差をできるだけなくし、多くの子どもたちがいろんな経験をしてほしいと考え、体験プログラムなどに参加してポイントを獲得してもらう全国初の形式を採用した」と話した。
8月のおためし体験では、夏休み美術体験ワークショップ、鳥出神社の鯨船行事学習会、萬古作家のお茶碗でお茶を楽しむ、四日市市霞ヶ浦プールの入場、大四日市まつりでの体験ブース(1、2両日開設)など124件の体験プログラムを用意するという。
クーポンプログラムのおためしとするバンテリンドームナゴヤのバックヤードツアーとミニ実況体験は8月15日に開催する。今回は貯めるポイント数に関係なく、だれでも申し込める。ミニ実況体験は定員10人で、持ち帰りもできる音声収録などが体験できる。バックヤードツアーは定員40人(20人ずつ2回実施)。放送席やスタンド、関係者エリアなどを見学する。どちらも応募期間は8月1日~5日で、学習用タブレット端末のこどもみらいクーポンのシステムから申し込める。8月6日抽選。なお、どちらも付き添いの保護者は別室で待機することになる。
こどもみらいクーポン全体の問い合わせは、専用サイトでの説明のほか、四日市市シティプロモーション部文化課や、こどもみらいクーポンコールセンター(0120-170-020)へ。















